裁判員裁判:初の死刑確定 横浜2人殺害被告控訴取り下げ

2011年6月17日 20時12分 更新:6月17日 20時35分

 マージャン店経営者ら2人を殺害し、遺体を海に捨てたとして強盗殺人罪などに問われ、昨年11月に裁判員裁判では初の死刑判決を受けた住所不定、無職、池田容之被告(33)は16日付で、東京高裁への控訴を取り下げた。裁判員裁判の死刑判決確定は初めて。

 1審・横浜地裁の朝山芳史裁判長は「重大な判断になったので控訴を勧めたい」と説諭し、裁判員の一人は会見で「すごく悩んだ。何回も涙を流した」と述べていた。池田被告は控訴しない意向を示したが、弁護団が控訴していた。

 1審判決によると、池田被告は09年6月、マージャン店経営者(当時28歳)と会社員(同36歳)を千葉県内のホテルに監禁。経営者の婚約者らに計約1340万円を持参させた上で、2人の首を電動のこぎりなどで切断して殺害し、遺体を海に捨てた。

 1審の主任弁護人を務めた青木孝弁護士は「事件発生日(6月19日)を控えて彼自身の想(おも)いを決めたのではあろう。しかし、人間性を回復し、心から反省を深め続けていた者の命を奪う事態が確定してしまったことは、本当に残念でならない」とのコメントを出した。【野口由紀】

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