栗城です。南米チリの最南端におります。
テーマ:ブログ12月12日
プンタ・アレナスの町には、真夏だというのにまだ冷たい強風が吹き荒れています。
強風が海面に当たり、青い海に白い水飛沫が上がっています。
プンタ・アレナスが面したマゼラン海峡は、1520年にマゼラン率いる船隊が大西洋と太平洋をつなぐ海峡を探すため南下する過程で発見されました。
以来、大型船がこのマゼラン海峡を往来することになったのですが、数多くの船が海峡の激しい風と大きな波に飲み込まれてきました。
そして、この海峡の先に、まだマゼランも見たことのない南極大陸があります。
プンタ・アレナスに着いて2日目、ようやく落ち着いたところで、自己紹介をしたいと思います。
改めまして皆さんナマステ(こんにちは)
なんちゃって登山家の
栗城史多(クリキ ノブカズ)と申します
なかなか読めない名前でしょう
「なんちゃって」と自分では言っていますが、実は僕には大きな夢があってそれは
世界7大陸の最高峰を
単独でしかも無酸素で登ろうとしております
ちなみに年は25歳であります。
地球上には7つの大陸があり、北米最高峰マッキンリー、南米最高峰アコンカグア、ヨーロッパ最高峰エルブルース、アフリカ最高峰のキリマンジャロ、オセアニア最高峰カルステンツピラミッド、そして、南極最高峰ビンソンマシフとアジア最高峰エベレストがあります。
僕は今まで単独でその7つのうち5大陸の最高峰を登り、残るは南極最高峰のビンソンマシフと世界最高峰のエベレストなのです。
なぜ「なんちゃって」と言っているかというと実は僕の登山歴はまだ5年目でありまして、大学1年生から始め、3年生の時には初めての海外渡航で北米最高峰のマッキンリー(6194m)を2週間かけて登りました。
初めての外国、初めての高山病、初めての世界の高峰という中で無事に登りきり、海外初遠征で北米大陸最高峰マッキンリー単独登頂をしたのです。
その後は、就職しないで子ども達向けの冒険教育や講演などをやりながら遠征費を工面して海外の山に向かっています。
ちなみに英語、スペイン語、ロシア語、フランス語、スワヒリ語、ネパール語、チベット語は全て「アハ~ン」と「エヘ~ン」しか喋れません
それでも一人で海外に行き、なんとかなるなのだなと感心しております
なぜ単独で登るのか、なぜ7大陸なのかは後日説明するとして、
今回は南緯85度に位置する
南極最高峰 ビンソンマシフ(4897m)
に向かうため、ここプンタ・アレナスの町に来ております。
これから約1ヶ月南極大陸の冒険を現地から写真付きでお送りいたします。
登れるか登れないかはわかりませんが、
全力で頑張ってきます
そして出来れば皆さんからの応援メッセージを宜しくお願いいたします。
一人だと寂しいので・・・
頑張ります
今日の報告。
今日は装備と食糧の買い出しに街に出かけました。
小さな街ですが活気はあり、南極で生活するためのほとんどの食料が手に入ります。
スーパーには豊富な魚と、日本では考えられないほど巨大なケーキがたくさん並んでいました
醤油もありますが、肝心な味噌がありません
極地での長い遠征で重要なのは食料です。
日本から遠く離れた地で体と心を温めるのが味噌汁で、その肝心な味噌がどこを探してもありません。
味噌汁が 味わえないと分かり、若干落ち込んでいます
登山の装備は、ほとんどが日本から持ち込んだもので、極寒の南極でも耐えられるものを揃えたのですが、必ず何かを忘れて現地で工夫するのが栗城の登山です。
今回も何を忘れたのか、今はまだわからないのですがそれが何かは南極についてからのお楽しみです
南極本土に飛ぶ軍用機は4日後の16日に飛ぶことになっています。少し時間があるので明日はペンギンにでもあいさつに行ってきます
(12月12日記)
1 ■無題
こんにちは(^o^)
今日は栗城さんの過去というが栗城さんがどんな人なのかを知りたくで過去の日記を見てますo-_-)=○☆
この時すでに南極にいたのですね☆
でも、栗城さんはなんちゃって登山家ではなく、立派な登山家ですよ!
何か忘れても焦らず現地で買い足したりしてますし♪
でも味噌がないのは悲しいですね(つд`)
私、味噌汁が好きなので、味噌がなきゃ…(+_+)
そして英語とかしゃべれないのに、現地の人とコミュニケーションできるなんて、尊敬しますよ(-_☆)
私、人とコミュニケーションすのが苦手なのでΣ( ̄□ ̄)!
そしてペンギン見たいです~★
また来ますね☆