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3県で5700個の金庫回収

8月16日 12時24分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災の被災地で警察に回収されたり、拾得物として届けられたりした金庫は、岩手、宮城、福島の3つの県でおよそ5700個で、中に入っていた現金は23億6000万円に上ることが分かりました。このうち96%の現金が持ち主に返還されたということです。

警察庁のまとめによりますと、震災から先月10日までの4か月間に警察に回収されたり、拾得物として届けられたりした金庫は、▽岩手県がおよそ2370個で7億7000万円、▽宮城県がおよそ2420個で10億4400万円、▽福島県がおよそ910個で5億5300万円でした。金庫の多くは、がれきや土砂に埋もれていたもので、中にはおよそ1億円の現金が入っていたケースもあったということです。警察で金庫を開けたところ、現金とともに通帳や土地の権利書など持ち主の特定につながる書類が見つかっため、96%に当たる22億7000万円が持ち主に返還されたということです。警察庁によりますと、3つの県で拾得物として届けられた現金は財布などを含めると合わせて37億円余りに上っていて、このうちのおよそ85%が返還されたということです。警察は残りの現金についても引き続き持ち主の特定を進めたいとしています。