CAREERzine読者が選ぶ、転職相談「ほかの会社も受けている。面接で聞かれたら正直に答えるべき?」へのプロのアドバイスは? ベスト3は次のようになりました。
ベストアドバイス:ただし、その会社への入社意欲を再アピール/小島美津子さん
いまや複数応募は当たり前。それ自体は隠す必要はありませんが、この質問で面接担当者が知りたいのは「採用したらウチに来てくれるか?」「入社意欲は本物か?」という点。そこに配慮して答えることが大切です。
たとえば「御社と同じ◯◯分野の開発に実績のある2社に応募しています。でも、自分としては◯◯分野の中でも、とくに◇◇系を扱う御社で働きたく考えています」など、会社選びの基準や志望動機に沿った入社意欲の再アピールをおすすめします。
なかには「ウチが第一志望か?」などと聞く担当者もいるはず。この質問へのYES・NOも意見が分かれるところですが、正直なところ十分な情報もなく志望順位を決めるのは、大人の職業人としては軽卒な気も……。「まず面接で詳しいお話を伺いたいと考えており、先入観によるランク付けはしていません」などと答えるのも一案でしょう。
2位:答え方はその会社に合わせてください/青木康裕さん
他社状況を聞く意図は、他にはどんな企業に興味を持っているのかを聞いたり、他社の選考状況を聞いたりすることなどが挙げられます。他社状況は志望動機に併せて、齟齬のない企業について挙げてあげればよいです。具体的には同じような業務領域の会社や競合に当たる会社を挙げておくのが無難です。例えば、事業会社からコンサルティング会社へ移りたいということを志望動機で伝えていたのに、他社状況で事業会社を受けています、などと答えると、志望動機は何だったんだ、ということになります。
3位:正直に ただし、社名まで言う必要はなし/藍田敬之さん
以前は他社を受けることにネガティブな会社もありました(今でも一部、特にメーカ)が、最近は、数社を受けてみるのは当然だろうという理解を示す企業が多いです。社名までは言う必要はないですが、他も受けてることは正直に伝えて良いと思います。
「御社のみです」と言った場合、選考後半になって他社の判断を待ってほしい場合に融通が利かなくなります。また正直に答えないと、「人物信頼性」に「難有り」と判断する企業もあります。
4位以下のアドバイスは、「転職相談 オピニオン」のコーナーでご覧ください。
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CAREERzine編集部[著]