スーツはビジネスマンの戦闘服。着ているだけでかっこよく見えてしまう人も
心理学には「単純接触の原理」という用語があります。簡単に言えば、顔を会わせる頻度が高くなるほど、相手に好意を持つということ。よく会う人に親しみが湧く理由のひとつは、この単純接触の原理が作用しているからです。
「家と会社の往復で出会いが少ない」と嘆く人は、恋愛欲求が高まると社内に目を向けがち。単純接触が多いぶん、社内の人へは好意を抱きやすく、「奥さんがいるってわかっていても、上司が好き」と恋に落ちてしまうことも。
でも、既婚者への恋は精神力勝負。愛妻家であれば恋愛を成就させるのは難しいですし、不倫関係になれたとしても、自分だけのものにならなくてつらい思いをするかもしれません。危険な恋に落ちないために5つの心構えをしておきましょう。
■心構え1:優しくしてくれるのは部下だから
仕事でのトラブルをかばってくれた、わからないことを尋ねたら親切に教えてくれた、熱心に指導してくれた、悩み相談にのってくれた……。
頼りになる一面を見ると、だんだん「私のことを好きだから優しいのかも」と考え、意識していくうちに上司のことを好きになってしまう人がいます。もちろん上司が好意を抱いているから優しいという場合もありますが、仕事を円滑に進めていくうえで、部下をケアするのは当然のこと。自分だけひいきにされているのか、部下全員に優しいのかを見極めましょう。
■心構え2:職場で輝く上司が休日も輝いているとは限らない
仕事ができて、部下のケアをして、スーツ姿がかっこいい……。これはあくまで表の顔。家に帰ってオフモードになった途端、別人格になる人もいます。特に既婚者の場合、奥さんとの関係性によって、オフの時間はだらしない人になったり、やたら短気な人になったりも。
会社で見ている姿は上司のほんの一面です。パリッとスーツを着こなしているだけで、何割増しかでかっこよく見えてしまう「スーツ萌え」の人は特に注意。
■心構え3:「既婚者の余裕」と「大人の余裕」は似て非なるもの
「ガツガツと来られると引く」という人は、大人の余裕がある人に惹かれがち。たしかに身を固めた既婚男性は、恋愛ではガツガツしていないかもしれません。しかし、既婚者が全員精神的に大人か? と考えたら、そうでもないですよね。
恋愛対象として見るようになると視野が狭くなり、恋愛でガツガツしていないことを大人の余裕と勘違いしてしまう傾向があるので気をつけて。
■心構え4:社内の不倫はバレやすい
「割り切って付き合う」と思って始めた社内不倫のはずが、だんだんハマッてくるうちに親密な空気が漂うようになり、周りに不倫がバレバレ……なんてことも。
一度バレてしまったら、周りは気を遣いながらも好奇の目で見ています。毎日通わなくてはならない職場が居心地の悪い場所になってしまうと、一日のほとんどを憂鬱な気持ちで過ごさなくてはならなくなります。
■心構え5:不倫で職を失う恐れも
社内不倫が大問題に発展すると、なぜか女性のほうが辞職に追い込まれるケースが多いようです。針のむしろに耐えながら配置転換を待ったとしても、開き直って居座ったとしても、不倫以前よりも周りからの扱いがよくなることはめったにないので、労働環境は以前よりも悪くなるでしょう。
トラブルに発展せずに別れたとしても、狭い社内。顔を合わせる機会は多く、諦めきれずにいるならつらいだけ。会いたくないと思うあまり登校拒否のような症状が出て、出社できなくなって会社を辞めたという話もあります。
■リスキーな恋は燃えるけど……
身近で頼りになり、背徳感で盛り上がる年上既婚上司との恋。恋心に気付いたら、すでに引き返せないところにいた……なんてことがないよう、心構えをしておきましょう。
【恋愛ガイド:相沢 あい】
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