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2009.08.16

大文字送り火2009 ~護摩木~

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送り火は山上にしつらえられた火床で護摩木が燃やされるわけですが、各山ではその護摩木を奉納する事が出来ます(ただし、妙法を除く)。我が家でも、今年初めて大文字の護摩木の奉納に行ってきました。

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護摩木の受付は、銀閣寺の門前にて行われています。と言っても受け付けているのは保存会の方達で、銀閣寺は場所を提供しているだけなのですけどね。(受付時間15日正午~20:00ごろ、16日6:00~15:00ごろ)

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護摩木には、きちんと形が整えられた「護摩木」と「松割木」の2種類があります。なぜか、手間が掛かっていないはずの松割木の方が高いのですが、理由は聞いても判らなかったです。で、我が家は何となく面白そうな松割木の方にしました。

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護摩木に書く内容は、先祖の供養から家内安全まで何でも良い様ですね。ただ、松割木の荒れた表面に筆で書くのは至難の業で、書いた本人も良く読めないという有様でした。まあ、気は心という事で許して貰える事でしょう。

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送り火の世話をされるのが隣の浄土院なのですね。こちらでも護摩木の受付はされていて、2千円からとなっています。保存会に比べて高いのは、寺での供養料込みになっているからの様ですね。どちらも、大文字で焚かれる事には変わりはないそうです。

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参道の民家で見かけた提灯です。どうやら地元では、弘法大師が始めたという説を採っている様ですね。そして、奥に見えている白い包みが送り火の消し炭です。縁起物として、こうして玄関に飾っておくのですね。

さて、今年は護摩木も奉納した事だし、いつもの年よりもいっそう思い入れを持って送り火を見る事が出来そうです。

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コメント

今ごろは帰り道でしょうか?
今日は大文字の送り火だったわ、と拝見に来ましたが、
↓しばらく大文字特集だったのですね。
あのスケールの大きな送り火になる護摩木、
なかなか迫力がありますね~

投稿: ヒロ子 | 2009.08.16 21:40

ヒロ子さん、

はい、冬に書いた大文字の記事にアクセスが沢山あったもので、
少しでもお役に立てればと特集を組んでみました。
今日はその大文字関係で、いつもより5割増しのアクセスがありましたね。
来て頂いた人に喜んで貰えたら嬉しいのですが、どうだったでしょうか。

今日は神楽岡という少し足の便が悪いところに行っていたので、
帰りが遅くなりました。
でも、あちこち場所を移動して見る大文字は面白かったですよ。
それに、奉納した護摩木が燃えていると思えば、
ちょっとした感慨もありましたしね。
今年はひと味違う送り火となりました。


投稿: なおくん | 2009.08.16 23:39

おはようございます、なおくん様

大文字の送り火は、毎年見ているものの、護摩木の奉納はいまだ経験しておりません。
きっと、自分の奉納した護摩木が焔送りされるのを見るのは、また感慨もひとしおでしょうね。
来年は、拙宅から見える、舟形か左大文字に奉納できればと思います。
神楽岡は如何でしたか?
記事のアップ、楽しみにしております。

投稿: いけこ | 2009.08.17 09:28

いけこさん、

たかだか1本の護摩木ですが、それだけでも送り火を見る気持ちは変わりますね。
これまでただの観客だったのが、
精霊を送る当事者になったという事なのでしょうか。

来年は是非護摩木を奉納して下さい。
それにしても、自宅から見えるとは羨ましい限りです。
西陣界隈はまだ高いビルが少ないからなのかな。

神楽岡は今日アップしますが、なかなか面白かったですよ。
ちょっとした宝探しの様な気分も味わえましたしね。
全体としてあくせくした雰囲気が無く、昔ながらののんびりとした大文字でした。
ただ、交通の便が悪く、帰りは大変でしたけどね。


投稿: なおくん | 2009.08.17 20:22

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