彼と自由に会えるようになって
増えたもの。
それは喧嘩
別れがからむような喧嘩をする
ようになった
今月に入ってからもね
昨日もだった
ふたりで初めての日本の夏の風物詩を
見に行くことになって、すごくウキウキしてた
ビールを凍らせて、おつまみもって
でもね、体調が最悪
実は過酷なダイエットしたせいで
体調がすごく悪くて
今更、栄養剤がと思ったけど
かたっぱしから飲んで、飲んで
あと用意もできて、少し横になろうかと
いう時に、彼からもうすぐ着くとメール
ええ?時間かあわない
なんで、そんな早く出てこられるの?
ひょっとして、お休みだったの?
ささいなことを疑ってしまう癖が
ついたこと、否めない
すべての原因があれだと
わかっていながらね
聞いたところで、彼はそうじゃ
ないよと説明するので
とりあえず納得
今日の場所はふたりとも
初めての場所で、
彼は去年まで奥さんとみてた花火
私は、ひとりで地元の花火みてた
彼とは付き合っていても、お休みが
合わなかったしね
いや、奥さんと見てたことすら
知らなかったよ
どんどん嘘がばれていくね
去年も花火行ったの?だって旅行がばれて
大変だったのに、その直後なのに
ふたりでよく行けたね と皮肉連発
なにも、かも、去年までは仲のいいふりして
奥さんと行ったくせに、
離婚なんてするなら、行かなきゃよかったのに
離婚って、もうすこし冷めた期間があってから
するものでしょ?
今年の初詣、ふたりで行って
6月末に別居、そして離婚?
そんなことからも、何、嘘ばっかり
ついてんだか と思う気持ちがある
だいたい、それを言うかなあ?
無神経だから、聞いてしまうから
怒るってこと彼はわかってない
あまりにも、ひどいので
彼に、逆に自分がそう聞いたらどう?と
聞いても、別に過去は過去で
俺たちは未来だろ?という
いや、その未来が危ういのだけどね
昨日もひともんちゃくあって
なんで、下に敷くやつをもってこないんだよと
あり得ないと怒る彼
はあ?私は今まで、こんなところでみた経験もなく
友達の家の屋上とか、親戚の家とかで
十分、大きな花火がみられる環境だったから
こんな場所に座ることなんて想定してない
という
あなたは奥さんとそういう崖の原っぱでみてて
当然だと思っても、私はここへは初めてだし
何もかもわからないから
用意はこれでいいの?と確認したでしょ?と反論
あなたの普通は、去年までの奥さんとの普通で
あって、今年は女を変えたんだよ
前のことは、知らなくて、当然でしょ?と涙がこぼれる
彼の思いやりのなさが情けないのだ
悲しいというより、そうなんだ っていう
絶望の涙
すると、ご機嫌をとろうと、笑顔で
話しかけてくるけどね
しばらくして、いつまでもすねていても
仕方ないので、笑顔になった
その前から、なんで車で来るかな?と
文句もあった
けれど、私には、止められる場所のあてや
自信があったし
少し離れたところに止めて、タクシーで
近くまで行ってもいいと思っていた
近所であるものじゃないんだから
特別なイベントだから、お金がかかろうと
それはよかったんだ
でも、そのひとつ、ひとつにも口を出してくる
そのお金を出せとは言ってないでしょ?
だったら、別にいいでしょ?とその前にも
ちょっとひともんちゃくあった
結果的には、私の顔でいい場所に
無料で安全に止められたのだけどね
帰りも込み合う電車には乗らずに
スイスイ帰宅
それからがまたまずかった
彼の前の嘘に、腹をたてているから
彼をついつい追い込んでしまったんだね
彼が逆上して、もう何も話さない
帰ると言い出した
夜中にね
話をしようと、前に立ちはだかった
私を、おしよけた
ベットに手をつくくらい、強く拒否される
わかった、別れよう
別れるのはもう覚悟の上だから
それはいい
いつも、今日なのか?明日なのかと
覚悟してたこと
その瞬間が来ただけのこと
もう、何も思うことはない
別れるのは、そんな運命だったと
納得できるし、うすうす感じていたこと
だったら、喧嘩別れでなくて
ありがとう、今まで
さようなら って笑顔で別れたい
彼を追って、いった
彼がベットにまた横になったので
ごめんなさい と言った
許してとは言わないから安心して
でも、喧嘩別れはいや
今まで、本当にありがとう って
横になってる彼のそばに寝て言った
楽しかったし、本当に好きだったよ
と、すべて過去形で話す
もう覚悟はできてる、戻りたいとは
言ってないと彼にわかってもらう
今日だけは彼女でいい?と聞くと
うん という
あとは、ずっと笑顔でいた
涙はあふれるけど、ねえ、チューしていい?
だって、今日だけは彼女でいいんでしょ?って
いう
別れるという意思は変わっていないと
思ってもらうためにも、その方がいい
別れることは、いい
でも、喧嘩は嫌だから って言った
ねえ、私は次の人みつかるかな?
だめだよね、かわいくないからね
そう言うと、そんなことないよ
かわいいから、大丈夫だよ
ええ?ほんと?じゃあ、安心だねと
言って笑う
作戦でなく、心から別れていいと
思った
眠たそうな彼の腕をほどいて
別の部屋で寝た
目が腫れている
でも、別にいい
さて、仕事に向かう彼を起こして
私は、彼と別れよう
ラブラブしながら、別れようと思った
ワイシャツにアイロンをかけて
彼をそっと起こした
時間だよ。ってね
いつもは、キスで起こすけど
今日はやめといたよ
何気なく、仲良く見送ろう
そう決めていた
起きた彼のは大きくて
なかなか、収まらなかったから
手でがんばったけど無理で
最後は、彼が上になった
でも、エッチじゃなくて
彼をいかせるため の合体だった
こんな感じでいい
つんけんして別れるのはいや
彼は、来週も彼女だろ?と言いだしたけど
返事はしなかった
彼に愛情という感情があまりにもないと
感じたからね
嫉妬や心配は恋愛において、一度もないし
奥さんにさえ、愛していたとは思えないと
言いだしたからね
好きだと言って、抱いたのは、奥さんと
私だけだと、それは嘘ではないのだろう
けれど、奥さんのことも、嫌になったのだから
私のことも、時間の問題だと思うようになった
少しずつ距離をおいて、別れよう
怒りにまかせてでなくて
少しずつでいい
離れて行こう、そう決めていた
駅まで見送って、笑顔で別れた
もう、次の約束もなかったことでいい
旅行も、なかったことにすればいい
帰宅すると、泥のように寝てしまった
彼からのメールの着信音で目がさめた
何かな?と思ったら
彼の会社の保養所の予約がとれたという
メールだった
行くでしょ?って書いてあった
今はそう思っても、どうせ、行く直前に
キャンセルしようということになる
でも、それを言ったら喧嘩になるので
ありがとうと返信
たぶん、行かれないと思う
冷たく、つきとばした彼が忘れられない
怒ったとしても、気分を害したとしても
それは、いただけない
人を見る時、激怒した時がいい
怒った時にこそ、本性がみえる
常日ごろそう思っている私には
ああいう彼を見たくはなかった
彼の心のやみ、人を愛せないという
闇も知らなければよかった
でも、人生は、いつも起きるべきことは
起きなければいけないこと
それが、どんなに嫌なことでも
悲しいことでも
歩んでいく、道だから
逃げられない
私と彼が破局すれば、知らなくても
奥さんは喜ぶ
ざまーーみろと思う
そう、本当にそうだよね
ごもっともです
でも、奥さんを捨てさせたのは
私じゃない
彼だ
その彼を夫として選んだのも
奥さん
悪いことをしたのは、彼と私
でも、悪かったと思っているのは
奥さんが今でもきらいだけど
それでも、私
彼は悪かったとは思ってない
仕方ないと思っているだけ
だから、何故離婚したかったのか
さえ、彼自身がわかってない
まあ、それはそれでいいか
私には、いずれ関係なくなるのだから
増えたもの。
それは喧嘩
別れがからむような喧嘩をする
ようになった
今月に入ってからもね
昨日もだった
ふたりで初めての日本の夏の風物詩を
見に行くことになって、すごくウキウキしてた
ビールを凍らせて、おつまみもって
でもね、体調が最悪
実は過酷なダイエットしたせいで
体調がすごく悪くて
今更、栄養剤がと思ったけど
かたっぱしから飲んで、飲んで
あと用意もできて、少し横になろうかと
いう時に、彼からもうすぐ着くとメール
ええ?時間かあわない
なんで、そんな早く出てこられるの?
ひょっとして、お休みだったの?
ささいなことを疑ってしまう癖が
ついたこと、否めない
すべての原因があれだと
わかっていながらね
聞いたところで、彼はそうじゃ
ないよと説明するので
とりあえず納得
今日の場所はふたりとも
初めての場所で、
彼は去年まで奥さんとみてた花火
私は、ひとりで地元の花火みてた
彼とは付き合っていても、お休みが
合わなかったしね
いや、奥さんと見てたことすら
知らなかったよ
どんどん嘘がばれていくね
去年も花火行ったの?だって旅行がばれて
大変だったのに、その直後なのに
ふたりでよく行けたね と皮肉連発
なにも、かも、去年までは仲のいいふりして
奥さんと行ったくせに、
離婚なんてするなら、行かなきゃよかったのに
離婚って、もうすこし冷めた期間があってから
するものでしょ?
今年の初詣、ふたりで行って
6月末に別居、そして離婚?
そんなことからも、何、嘘ばっかり
ついてんだか と思う気持ちがある
だいたい、それを言うかなあ?
無神経だから、聞いてしまうから
怒るってこと彼はわかってない
あまりにも、ひどいので
彼に、逆に自分がそう聞いたらどう?と
聞いても、別に過去は過去で
俺たちは未来だろ?という
いや、その未来が危ういのだけどね
昨日もひともんちゃくあって
なんで、下に敷くやつをもってこないんだよと
あり得ないと怒る彼
はあ?私は今まで、こんなところでみた経験もなく
友達の家の屋上とか、親戚の家とかで
十分、大きな花火がみられる環境だったから
こんな場所に座ることなんて想定してない
という
あなたは奥さんとそういう崖の原っぱでみてて
当然だと思っても、私はここへは初めてだし
何もかもわからないから
用意はこれでいいの?と確認したでしょ?と反論
あなたの普通は、去年までの奥さんとの普通で
あって、今年は女を変えたんだよ
前のことは、知らなくて、当然でしょ?と涙がこぼれる
彼の思いやりのなさが情けないのだ
悲しいというより、そうなんだ っていう
絶望の涙
すると、ご機嫌をとろうと、笑顔で
話しかけてくるけどね
しばらくして、いつまでもすねていても
仕方ないので、笑顔になった
その前から、なんで車で来るかな?と
文句もあった
けれど、私には、止められる場所のあてや
自信があったし
少し離れたところに止めて、タクシーで
近くまで行ってもいいと思っていた
近所であるものじゃないんだから
特別なイベントだから、お金がかかろうと
それはよかったんだ
でも、そのひとつ、ひとつにも口を出してくる
そのお金を出せとは言ってないでしょ?
だったら、別にいいでしょ?とその前にも
ちょっとひともんちゃくあった
結果的には、私の顔でいい場所に
無料で安全に止められたのだけどね
帰りも込み合う電車には乗らずに
スイスイ帰宅
それからがまたまずかった
彼の前の嘘に、腹をたてているから
彼をついつい追い込んでしまったんだね
彼が逆上して、もう何も話さない
帰ると言い出した
夜中にね
話をしようと、前に立ちはだかった
私を、おしよけた
ベットに手をつくくらい、強く拒否される
わかった、別れよう
別れるのはもう覚悟の上だから
それはいい
いつも、今日なのか?明日なのかと
覚悟してたこと
その瞬間が来ただけのこと
もう、何も思うことはない
別れるのは、そんな運命だったと
納得できるし、うすうす感じていたこと
だったら、喧嘩別れでなくて
ありがとう、今まで
さようなら って笑顔で別れたい
彼を追って、いった
彼がベットにまた横になったので
ごめんなさい と言った
許してとは言わないから安心して
でも、喧嘩別れはいや
今まで、本当にありがとう って
横になってる彼のそばに寝て言った
楽しかったし、本当に好きだったよ
と、すべて過去形で話す
もう覚悟はできてる、戻りたいとは
言ってないと彼にわかってもらう
今日だけは彼女でいい?と聞くと
うん という
あとは、ずっと笑顔でいた
涙はあふれるけど、ねえ、チューしていい?
だって、今日だけは彼女でいいんでしょ?って
いう
別れるという意思は変わっていないと
思ってもらうためにも、その方がいい
別れることは、いい
でも、喧嘩は嫌だから って言った
ねえ、私は次の人みつかるかな?
だめだよね、かわいくないからね
そう言うと、そんなことないよ
かわいいから、大丈夫だよ
ええ?ほんと?じゃあ、安心だねと
言って笑う
作戦でなく、心から別れていいと
思った
眠たそうな彼の腕をほどいて
別の部屋で寝た
目が腫れている
でも、別にいい
さて、仕事に向かう彼を起こして
私は、彼と別れよう
ラブラブしながら、別れようと思った
ワイシャツにアイロンをかけて
彼をそっと起こした
時間だよ。ってね
いつもは、キスで起こすけど
今日はやめといたよ
何気なく、仲良く見送ろう
そう決めていた
起きた彼のは大きくて
なかなか、収まらなかったから
手でがんばったけど無理で
最後は、彼が上になった
でも、エッチじゃなくて
彼をいかせるため の合体だった
こんな感じでいい
つんけんして別れるのはいや
彼は、来週も彼女だろ?と言いだしたけど
返事はしなかった
彼に愛情という感情があまりにもないと
感じたからね
嫉妬や心配は恋愛において、一度もないし
奥さんにさえ、愛していたとは思えないと
言いだしたからね
好きだと言って、抱いたのは、奥さんと
私だけだと、それは嘘ではないのだろう
けれど、奥さんのことも、嫌になったのだから
私のことも、時間の問題だと思うようになった
少しずつ距離をおいて、別れよう
怒りにまかせてでなくて
少しずつでいい
離れて行こう、そう決めていた
駅まで見送って、笑顔で別れた
もう、次の約束もなかったことでいい
旅行も、なかったことにすればいい
帰宅すると、泥のように寝てしまった
彼からのメールの着信音で目がさめた
何かな?と思ったら
彼の会社の保養所の予約がとれたという
メールだった
行くでしょ?って書いてあった
今はそう思っても、どうせ、行く直前に
キャンセルしようということになる
でも、それを言ったら喧嘩になるので
ありがとうと返信
たぶん、行かれないと思う
冷たく、つきとばした彼が忘れられない
怒ったとしても、気分を害したとしても
それは、いただけない
人を見る時、激怒した時がいい
怒った時にこそ、本性がみえる
常日ごろそう思っている私には
ああいう彼を見たくはなかった
彼の心のやみ、人を愛せないという
闇も知らなければよかった
でも、人生は、いつも起きるべきことは
起きなければいけないこと
それが、どんなに嫌なことでも
悲しいことでも
歩んでいく、道だから
逃げられない
私と彼が破局すれば、知らなくても
奥さんは喜ぶ
ざまーーみろと思う
そう、本当にそうだよね
ごもっともです
でも、奥さんを捨てさせたのは
私じゃない
彼だ
その彼を夫として選んだのも
奥さん
悪いことをしたのは、彼と私
でも、悪かったと思っているのは
奥さんが今でもきらいだけど
それでも、私
彼は悪かったとは思ってない
仕方ないと思っているだけ
だから、何故離婚したかったのか
さえ、彼自身がわかってない
まあ、それはそれでいいか
私には、いずれ関係なくなるのだから