6月24日、25日開催 「丸の内マルシェ」レポート

みなさん、こんにちは。

今回は6月24日、25日に東京の丸の内ビルで開催された「丸の内マルシェ」の模様をレポートします。

「丸の内マルシェ」とは三菱地所さんが「食育丸の内」という都市と食に関する問題に取り組むプロジェクトの一環として行われているものです。

東京丸の内ビルディング1Fのマルキューブで様々な生産者さんがブースを並べる青空市場で、私たち生産者にとっても消費者の顔が見え、消費者にとっても生産者の話が聞ける場にもなります。

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去年の秋にも出店させて頂き、今回で2回目の出店。
秋とはまた違う雰囲気で、春~夏にかけてできる農産物を販売しました。

当日、早朝から販売する野菜などを積み込みを行っていたのですが
山梨も夏日和で少し暑かったので、東京の暑さを想像しながら車で向かいました。
東京に近づくにつれ、本当に蒸し暑くなっていくのが肌で感じられるくらいでした。
会場に着くとまた会場の熱気が伝わってきて、ブースの準備にも気合が入りました。


他の店を見てみると、京野菜を使用したジャムを販売する店、野菜のジェラートを販売するキッチンカーなども出店していました。
各店舗ブースの形式は同じですが、出すものが違うと
全く違う雰囲気でそれぞれの特色が良く出ているようでした。

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おいしそうな果物を売る店もありました。


上から見るとこのような雰囲気です。
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東京に販売に行く機会がそう多くはないので、
山梨で作った野菜を東京の人たちにも食べてもらう良い機会にもなります。

えがおファームがある増富ではまだこの時期、なす、トマト、とうもろこしなどの夏野菜が採れないので、からし菜、ルッコラ、水菜、チンゲン菜などの葉物を中心に販売をしました。

ちなみにえがおファームのブースの様子です。
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また他にも農場で採れた小麦を使った全粒粉の乾麺(うどん、きしめん)、無農薬のお米、空土プロジェクトで作った日本酒「丸の内」などを販売しました。
「丸の内」を仕込んでくださった萬屋醸造店さんが直々に来て販売もしてくれました。

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野菜と一緒に並ぶとさらにオシャレな雰囲気になります。

両日とも天気も良く、多くの方が足を運んでくださいました。
最後の方は暑さで葉物がしおれかかってしまい、農産物の販売の難しさも
感じました。

OLや主婦がお昼休みや帰りがけにたくさん買ってくださったり
子連れで来て子どもにとって安心できる野菜を買いたいというお客様もいました。
やはり、赤いラディッシュなど色味の強い物やルッコラなど東京では少し値段が高い物が売れたようでした。
日本酒「丸の内」もOLやサラリーマンの方が野菜と一緒に買ってくださったり、中には外国人もお土産に買って行き、好評でした。

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おかげさまで、えがおファームのブースもにぎわい
野菜も2日間とも完売しました!

最後に三菱地所さん、萬屋醸造店さん、えがおつなげてスタッフみんなで
記念に1枚。みなさんお疲れ様でした。ありがとうございました。
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今回お越しになることができなかった方は、次出店する機会には
是非ブースの方に遊びに来てください。
足を運んでくださったみなさん、ありがとうございました。

5月28日 空土バスツアー「親子田植え体験」 レポート

みなさん、こんにちは。

今回は、去る5月28日に行われた空土バスツアー「親子田植え体験」の模様をレポートします。
田んぼのある北杜市の増富地区では、当日は朝からの雨でツアーの開催が心配されましたが、参加者の皆さんが到着する頃には雨も上がり、暑過ぎず寒過ぎずのお田植え日和となりました。

まずは地元の小尾広さんから植え方の指導を受けた後、スタッフと地域インストラクターのデモンストレーションを見て植え方の再確認。「指先で5本くらい苗をつまみ、田に軽く押し当てる程度に沈める」のが上手に植えるコツです。

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その後班ごとに分かれ、いざお田植えのスタートです!素足で入る田んぼの泥の感触に、最初はびっくりして泣き出してしまうお子さんもいましたが、慣れてくると皆さんだんだん熱が入ってきます。

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初めての体験でこんなに上手に植えるお子さんも。

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一時間弱の体験でしたが、最後には「もっと植えたい」という声も聞かれるくらい、皆さん楽しまれた様子でした。終了後に、皆んなで記念撮影。

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お田植えの後は、田んぼ近くの公民館で地元増富のおばちゃんたちが作ったほうとう、高野豆腐と野菜の煮物などでお昼ごはん。なかでもほうとうは、都会では食べられない田舎の味でとても美味しい、と好評でした。準備してくれた増富のおばちゃんたち、ありがとうございました!

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午後は、近くの森に移動して森林体験を行いました。講師を務めていただいたのは、林業を営むかたわら森林インストラクターとして活動されている佐久間さんです。森に到着すると、テーブルの上にいろいろなものが並べてありました。

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これらはみな、佐久間さんが森の中で見つけて持ち帰ってきたものです。動物の骨、蹄鉄、ねずみの巣にウグイスの巣、本当にいろんなものが落ちています。参加者の皆さんも驚きながらも興味津々。ここで、箱の中に入れた「森の落し物」を当ててもらうゲームをしてもらいました。手の感触を頼りに、自分が触った「森の落し物」を絵に描いてもらいます。正解者も結構多く、皆さんさすが!

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最後に皆んなで記念撮影をして、盛りだくさんのプログラムは終了となりました。

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皆さんにお田植えしていただいた稲の生育状況については、今後この「ソラツチブログ」でご報告していく予定です。お楽しみに!

以上、スタッフからのレポートでした。

自然エネルギーファームプロジェクト:05/21ツアー報告

みなさん、こんにちは

今年から始まった新企画「自然エネルギーファームプロジェクト」。
ヒマワリを植えて、その種から油を搾ろう!ということで、
甲府駅に集合していただいた皆さんは、
バスを見てちょっとびっくりされたのではないでしょうか。

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そうです。
このツアーで使用するバスは、天ぷら油を原料にした
BDF(バイオディーゼル燃料)で走っているのです。

そんなバスに揺られて、黒森集落の『空土ファーム』へ到着。

スタッフからの作業説明の後、作業開始。

水糸(みずいと;目印にするヒモのこと)の脇に2粒植えては一歩進む。
をみんなで繰り返し、

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あっという間に作業完了です!
さすが。

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記念撮影の後は、コミュニティハウスの見学。
始めてみる方もおられたようで、「へぇ!」なんて声も。
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作業の後はお待ちかね「五郎舎(ごろうや)」さんでのお昼ご飯。

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おばちゃんとの何気ない会話にホッとするひとときでもあります。


午後は、酒米『ひとごこち』のお田植え。
思い思いの装束を身をまとったみなさんの中に、
あれっ!インストラクターの金治(かねはる)さんが!

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赤いストラップの金治(かねはる)さん。
見つかりますか?

昨年に引き続き、
春鶯囀(しゅんのうてん)の銘でおなじみの萬屋醸造店より
中込社長ら3名の方に合流して頂きました。

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そして、インストラクターの小尾広さんの指導により、
スタッフでデモンストレーションを行いました。

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各班に分かれてお田植え。
さすがに手慣れた方もいらっしゃいましたが、
地域インストラクターから文字通り『手とり足とり』教えて頂きました。

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お田植えの最中、カエルに目の無い子ども達により、
あちこちでカエルが捕獲されてしまいました。
田んぼの虫を食べてくれる働きものなので、
田んぼに帰してあげてね!

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そうこうするうちに、3枚の田に綺麗にお田植えが完了し、
達成感に満ち溢れた記念撮影となりました。

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その後、恒例『増富の湯』にて疲れをいやし、
バスは帰路へ。

みなさん。お疲れ様でした。

追伸:
この記事を作成している現在。
皆さまに植えて頂いたヒマワリは、双葉をパチッと太陽の方に開いて、
まさにスクスクと成長し始めております。

小麦 ~冬を乗り越え成長スタート~

みなさん、こんにちは。
黒森は3月になり、やっと雪も解けてきました。
しかし、標高1,100mという場所はなかなか気温も上がらず、いまだに雪が舞うこともしばしば・・・。
春はもう少しお預けです。
厳しい寒さといえば、東日本大震災で被害にあわれた方々、特に住むところを失い避難所で生活している皆様は、東北という土地もあり大変な寒さの中での生活を強いられていることと思います。
一日も早く災害前の生活を取り戻せるように、われわれもできるところから協力していきたいと思います。

さて、今回は昨年の10月下旬に播種しました小麦のその後の様子をお伝えします。

まずは、2月の小麦。
雪の中でじーっと耐え抜いてきました。
少し暖かくなり雪が解けたので、ひさしぶりの太陽とのご対面です。
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でも次の日に、雪解け水が凍りつき氷水に浸かってしまいました。
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うーん...冷たそうだ...。見ていても辛くなる一枚です。
しかし、これでも枯れずに大きくなる小麦たち。
やはり小麦は厳しい環境の中でも鍛えられて大きくなっていくんだなーと感心しました。

今年は3月に入ってもなかなか晴天が続かず、土が濡れていてなかなか麦踏みができずに困っていましたが、先日、土が乾いたところから麦踏みを始めました。
昨年のブログでも麦踏みの説明をさせてもらいました。
根の定着、茎の立ち上がりが良くなる効果や、穂がそろって出てくる効果があり、しっかりとやっておきたい作業です。

雪が解け、久しぶりに青空を見上げる3月の小麦です。
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この状態で麦踏み。
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ペチャンコになっていますが、心配ありません。
すぐに立ち上がり、一週間もするとグングン伸びてきます。

しかし! この時期がいちばんシカの食害を受けやすい時期なのです。
この伸び始めにシカに食べられると小麦もいじけてしまい、大きくなってくれません。
昨年は4月下旬に被害にあってしまいましたが、4月上旬に食べられると、復活するだけのパワーが小麦にまだ無いので、深刻なダメージを受けることになります。しっかりと電気柵を設置し、ここまで大きくなってくれた小麦を守ってあげたいと思います。

今後の様子も、この空土ブログで引き続きレポートしていきます。お楽しみに!!
農場スタッフでした。

酒米:酒蔵見学ツアー報告

みなさんこんにちは

酒づくりツアー最終回は、
『空土倶楽部特別企画:酒米づくりツアー(酒蔵見学編)』です。

前日までの雪のため、開催が危ぶまれましたが、
雪も多少パラつく程度で無事開催できました。

まずは道の駅グランプリ受賞歴のある道の駅とよとみにて散策。
(帰りの『おつまみ』を調達している人もいたとか、いないとか。。。)
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その後、バスは一路萬屋醸造店へ。

オープニングセレモニーとして、酒蔵ギャラリー・六斎にてご挨拶。
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(萬屋醸造店 中込社長)
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(依田酒店 依田社長)

その後2班に分かれて酒蔵見学と郷土料理のおひるごはん。

普段なかなか見ることのできないお酒づくりの現場を、
社長自ら説明していただきました。
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今しぼったばかりのお酒の試飲まで。
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お昼ごはんは近所の古民家料理屋さんの「あおやぎ宿 追分館」さんにて。
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おひるの際には、「銀座 寿司幸本店」さんより、
稲荷寿司の提供もいただきました。
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農場スタッフ、2個もいただきました。おいしかったです。

酒蔵見学とお食事が終わったら、お待ちかね「純米酒 丸の内」お披露目です。

空土収穫祭で中込社長からいただいた、お祝いの酒と同じ
『枡々半升(ますますはんじょう)瓶』バージョンまで。。。
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西貝部長の音頭で乾杯!
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合間に杜氏の田中さんによる純米酒 丸の内にまつわるお話や、
依田酒店 依田社長のお酒についての熱い思いを語っていただきました。

これまでのツアー同様、萬屋醸造店さんのお酒を試飲しながらの懇親。
この時間が楽しくて、このツアーに来ている人も多いのでは。

そして記念撮影。
中込社長。酒瓶を頭上に載せた姿がお茶目すぎです。
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その後バスにて一路東京へ!
盛会にてツアーも終了いたしました!

以上、農場スタッフがお届けいたしました。

2010年度の空土ツアーも最終回となりました。
フィナーレにふさわしい華やかなツアーとなったのでは、と思っています。

農場では既に2011年度に向けて着々と準備を開始しています。

また、みなさんと一緒に
御門の田んぼや黒森の畑で汗を流せる日を想い描きながら、
このブログ記事を終わりにしたいと思います。

御門のカエルとともに、お待ちしてます!