三菱商事という会社で、石油化学品の原料である、「ベンゼン」という商品のTrading(輸出入取引や、三国間貿易)に携わっています。出張が多くて、日本人よりも外国人と多く話すような仕事をしています。
−大変そうな印象ですが会社で学生時代の経験が活きているということはありますか?
一番役に立っているのは、やはり柔道です。「しっかりとした組織の中で、自分はいかに振舞うか、どこが自分の頑張り所なのか」ということが分かっていることは、自分自身としても非常に為になっていると思います。
また「 JUDO 」をやっていたことで、外国の方から、「日本人」として尊敬されるということも仕事上では役に立っています。(僕自身も驚きましたが、海外での柔道の認知度は、思いの外高いです。)
あとは、やっぱり体力が役に立っています(笑)
−今思う、学生時代にやったほうが良いことなどありますか?
やはり、「将来に残る何か」1つのことをやり遂げるということだと思います。僕自身の例であれば、柔道を通して、抽象的な表現ですが「物事の基本的な考え方やそれに対するアプローチの仕方」を大学時代に学べたと思います。この「将来に残る何か」を大学時代に修得することは、周りを見ていても本当に難しいことだと思います。
手前味噌ではありますが、柔道部は4年間を通じて、その「将来に残る何か」を一人一人が得られると保証できる部活であると思います。
−貴重なお話、ありがとうございました。