誤解なきよう!
私どもの陸前高田の流木松を薪などに再資源化して、収益を陸前高田の
復興に役立ててもらおうという取り組みの中で、その薪が京都の送り火に 使う、使わないが大きな話題になり、結果的に陸前高田の方々に、大きなご迷惑を お掛けしたと深くお詫び申し上げます。 この会議室にも何人か方からご意見を頂いていますが、誤解もあるようなので 改めて誤解部分について説明を致します。 1.前回の大分の美術家の方が大文字焼に被災者のメッセージを書いた薪を
燃やしてもらうという企画と今回の京都市が薪を送り火に使うという件において いくつかのマスコミやネットで有償で当団体から購入したとの発表がなされましたが これは事実とは違います。 私どもは、公益的なものに利用される場合は、無償で提供しておりました。 前回及び今回の京都市さんへも販売ではなく、無償での提供でした。 参考までに 個人や企業・団体で使用される場合は、1袋(麻袋入り)(約25㎏:約0.04立米)で 1,000円(運賃別)、バラ積で1立米で8,800円(運賃別)で販売しております。 今回京都市さんに提供したのは、500本(約1.5立米:約900㎏)ですので13,200円にしか なりません。公益的に使うのに、これくらいの金額ものを有償にするわけがありま せん。但し、運賃は、京都市さんが運送屋さんに直接払います。 2.前回も今回も、私どもが主導した計画ではありません。
前回は、大分の美術家の方が発案・企画されました。 今回は、京都市さんが企画されました。私どもは、被災者のための企画であると 考え、薪を提供したのみです。 特に、今回は、京都市さんには、被災者に迷惑をかけないこと。使用する際は、事前に 放射性物質の測定を行うことを条件に提供しました。 3.薪にストロンチウムが含まれているという記載が「復興支援 薪+α」プロジェクトの
ホームページ(http://www.fukkou.org/)に記載されているという指摘がございま すが、この試験表は、薪がストーブや炉で使用される際に、塩分や重金属が含まれてい ると燃焼器具が痛むという問題があるので、それがあるかないかを告知するために行った 成分検査の結果です。決して放射性物質の検査結果ではありません。 よって、ここで記載されているストロンチウムは、自然界に普通に存在する放射能を出 さないストロンチウム(Sr86、Sr87など)であると考えます。 以下、この件に関しては、 http://d.hatena.ne.jp/akatibarati/20110808/1312815904 で詳しく述べられている方がいます。 4.私どもは、薪を販売するに当たり、放射能の簡易検査は、おこなってきました。
放射線量も少なく、また、福島原発からの距離も新潟市や桐生市及び埼玉県と ほぼ同じ185kmであり、放射性物質が出てくるとは思っていませんでした。 今回の「検出=危険=中止」という判断で、残念ながら京都市は、 風評被害の決定打を打ってしまったように思えます。 今、求められることは、なんでも「検出=危険」と考えてしまうことを 改める必要があるのではないかと考えます。 そこには、しっかりした数値計算が必要でありますし、基準も必要であります。 私どもも、その辺のことを踏まえ、現在 専門家に依頼しているところ であります。 その結果が、はっきりするまで当団体を通じての薪の販売・提供は見合わせます。 |
コメント(1)
質問です!
>4.私どもは、薪を販売するに当たり、放射能の簡易検査は、おこなってきました。
> 放射線量も少なく
放射線量が少ないということですが、具体的な数値がわかりません。
放射能の簡易検査の「検査方法」と、成分検査のように放射能検査についても「試験分析成績書」の提示をお願いします。
2011/8/15(月) 午後 4:04 [ 質問 ]