初めしまして、Twiceです。バカテスの二次創作です。暖かい目で見守ってやって下さい。某なろうにもTwiceとして投稿しております。一応、ハーレム傾向ですので苦手な方は左上の戻るを押してください。
「明久、心配すんなや。絶対また会えるって」「ぐす、でも……。」「でももストもないやろ? 肝心なのはな、忘れないって事や。俺も覚えとるから、お前も覚えとれよ?」「うん、うん。わかったよ! 希咲!」「よろしい。瑞希、お前も忘れんといてな?」「はい! 絶対に忘れません。また会ったときは一緒にお話しましょう!」「おう! ほら、葵。お前も別れの挨拶や」「グス……。明久君、瑞希ちゃん、絶対にまた会って、遊ぼうね……」「「うん(はい)!」」 小学生6年の冬、俺はこの文月から引っ越すことになった。友達との別れは惜しいけど、新天地で新しい友達をつくってこいつらにも紹介しよう、と心に決めた。 しかし、4年後の、高校1年生の3学期に帰ってきた。 まさか、こんなにも早く戻ってくるとは……!
朝、それは俺が最も弱いモノ。多分、ドラキュラの太陽とか、ニンニクとか、十字架なんかよりな。よ~するに、低血圧やねん。俺。 妹の葵がいっつも起こしにくんねんな? けどな、起こしてくれへんねん。なんでや、訳分からん。家族奈々…じゃない、決して奈々様スキーやないで? 俺やのうて、阿呆が好きやねん。Don't be long とかETERNAL BLAZE とかPray とかPHANTOM MINDS とか全然知らんで? ほんまや、信じて~な!! 閑話休題(それはそれとしてやな) 家族七不思議の1つや。ほんまに。10分くらいしたら起こしてれるんやけどな…。その時は、もう遅いねん。葵はご飯を食ってから起こしにくんねん。時間がないんや……。やから毎日食パン咥えて走って登校しとる。……なんやフラグって? おいしいんか? 今日も今日でパンを咥えて登校中や。毎朝こうやって走っとるせいか、体力にはちょっと自身あんねんで? ふと、横に目をやると桜が綺麗なんや。あんま見られんもんやで。なんか得した気分やわ。学校の玄関に目を向けると、OH~・・・鉄人や。あの人、エエ先生やのにな、怖いねん。めっちゃ恐いねん。それで、めっちゃ強いねん。敵わんわ~。 まあ、挨拶はしとかなな。お世話になっとるし。「(○´・д・)ノ〔● ォ'`ョゥ○〕ヽ(・д・`●) ございます。鉄人」「不知火か、遅刻だぞ。それと俺は西村だ。鉄人ではない」「堪忍してや、ちょう口が滑ってしもうたんや。明久とかよりはマシちゃう?」「アイツは呼びそうになったが、最後までは言わなかったぞ?」「そう、で西村教諭はなんでここに? もしかして不祥事とか?」 あの明久が言わないとは…成長したなアイツも。てか、俺より早う登校するとは……西村教諭は多分、生徒を殴ったって罰としてここに立っとるや! 完璧や、俺の推理…!「断じて違う……ほら、不知火」「あざーす、ってそんな露骨に怒らんでも……」 紙がくしゃくしゃ。 なるほろ、クラス分けの結果を渡してたのか。これも最先端システムを導入した試験校ならではっちゅう感じやな。きっちり糊までしてあって、開けにくいわ~。 ええい、開かぬなら、破ってしまえ、封筒や!!「不知火、お前試験の時に姫路を保健室に連れていったそうじゃないか?」「そうやけど、それがどしたん?」「いや、お前はそういう事をしなさそうに見えたのでな・・・」 言えへん、歴史以外まったく分からんだから、サボるためにしたなんて言えへん。「いや~、歴史以外サッパリやもんでな鉄人。メンドイからどうしようかと思った矢先に姫路が倒れたもんで」 うん、もろ言っちまったZE☆けど、姫路にはだまッとこ。あの子はエエ娘や、変な心配を与えへんようにな……。明久に姫路も居るっちゅう事は、小学ん時の面ツが集まったんか。まあどうでもええけど。「はあ、思った通りだ。早く自分のクラスに行け」「すたこらっさっさ~」 くしゃくしゃに丸めたさっきの封筒には、『F』って書かれた紙が入っとった。「うわ、ボロッ」 なんや、全体が腐っとるって感じ? ついでに言えば、中に居るであろう男子も腐っとると思う。あれや、適材適所? なんか違うけど、まあええわ。 明久のバカなら、お茶目に言いつつ教室に入って雄二あたりと漫才をしとると思う。昔、幼馴染をしとったからな、あの明久(バカ)の思考回路は読めるんや。 気を取り直して、俺も入るとするか。 ドアを開けた瞬間、明久(バカ)がコッチを向いてきたので踵落としで沈める。「邪魔するで~」「邪魔をするんだったら帰れ」「ほな、さいなら~って、んな阿呆な!!」「ナイスノリツッコミだな、希咲」「ナイスボケや、雄二」そこでガッと手を交わす俺達。足元には明久(バカ)が転がっている、それを雄二と共に踏む。「ぐえっ」「「なんだバカ久いたんか(のか)?」」「雄二はさっきから話をしてたじゃないか! それに希咲は踵落としをしてきたし!!」「いや、バカと話した会話なんてこれっぽっちも覚えていないぞ」「俺は蝿がおったから蹴り潰しただけや」「僕の認識ってそんなもの!?」「「ああ、そうや(だ)!!!」」「こんなクラス嫌だーーーー!!!!!」 ボロ臭いドアに走って行き、急いでドアを開ける…がそこには冴えないおっさんがいた。「どうしたのですか、吉井君。これからHR(ホームルーム)を始めますよ?」「先生! あの二人が僕を苛めるんです!!」 明久は俺と雄二に向かって指を指してきた。なんか腹が立ってきたわ……。「あ~、不知火君、坂本君。HR(ホームルーム)を始めるので席に座って下さい」「「はい」」「なんでだよ!!??」 雄二と共に席に向かう時、一緒に爆笑を堪えていたのはエエ思い出になるやろ、ハッハッハ。てか、机がちゃぶ台で、イスが座布団って…どんな設備や……。