関西電力は14日、堺港火力発電所2号機(堺市)がガスタービンの損傷で停止したと発表した。13日午前10時過ぎに異常警報で自動停止し、14日午後にタービン羽根の破損を確認。復旧まで数カ月かかるという。電力供給能力は同プラントの出力36万キロワットを失い、2942万キロワットに低下。お盆明けの17、18日に使用率は初めて95%を超える見通しとなった。
堺港2号機は2009年7月に天然ガスの燃焼と蒸気を発電に併用するガスコンバインドサイクル方式に設備更新したばかり。関電は同方式の火力発電で過去にないトラブルとし、タービン損傷の原因は不明という。
関電の電力供給能力は最大2942万キロワット(16~31日の平均値)で、想定する猛暑時の電力需要3138万キロワットに対して6.2%足りない。ただ、約140万キロワットの節電効果を考慮すると1.9%程度の不足となる。
関電は15~19日の電力需給を推測する「週間でんき予報」を修正。17、18日は予想最高気温35度で、供給力に対する最大需要の割合を示す使用率も95~97%になりそうとした。使用率がこれまで予報でも実績でも95%を超えたことはなく、厳しい電力需給に迫られる。
関西電力
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