【NQNニューヨーク=古江敦子】11日のニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比32.8ドル安の1トロイオンス1751.5ドルで終えた。金先物の取引証拠金の引き上げに伴う手じまい売りが膨らんだ。12月物は前日夕に一時1817.6ドルと過去最高値を更新した後とあって、目先の利益を確定する目的の売りが出やすかった。
取引所を運営するCMEグループが10日夕、金先物の証拠金を11日の取引終了後から引き上げると発表した。欧州の債務不安などを受け、実物資産の裏付けがある金先物の買い持ち高を膨らませてきた投資家が、手じまい売りを出したという。
米株式相場が大幅に反発し、最近の景況感悪化に歯止めがかかった。投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、これまで資金の逃避先となっていた金から資金が流出した。
銀は反落。プラチナは4日続伸した。
COMEX、ニューヨーク
| 日経平均(円) | 8,963.72 | -18.22 | 12日 大引 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(ドル) | 11,269.02 | +125.71 | 12日 16:30 |
| 英FTSE100 | 5,320.03 | +157.20 | 12日 16:35 |
| ドル/円 | 76.78 - .82 | +0.14円安 | 13日 5:48 |
| ユーロ/円 | 109.40 - .48 | +0.56円安 | 13日 5:48 |
| 長期金利(%) | 1.040 | +0.005 | 12日 15:42 |
| NY原油(ドル) | 85.38 | -0.34 | 12日 終値 |
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