菅首相:「顔見るのいやなら法案通して」

2011年6月15日 21時47分 更新:6月16日 0時50分

大勢の参加者を前に再生可能エネルギーについて熱弁をふるう菅直人首相=衆院第1議員会館で2011年6月15日午後7時9分、藤井太郎撮影
大勢の参加者を前に再生可能エネルギーについて熱弁をふるう菅直人首相=衆院第1議員会館で2011年6月15日午後7時9分、藤井太郎撮影

 「国会の中に『菅の顔だけはもう見たくない』という人が結構いる。本当に見たくないなら、早くこの法案を通した方がいい」。菅直人首相は15日、再生可能エネルギーの利用を促進するため、電力会社に固定価格での買い取りを義務づける法案の成立を退陣の条件とする考えを示した。同日夜、今国会での法案成立を求める超党派の国会議員らが国会内で開いた会合で語った。

 同法案は東日本大震災当日の3月11日午前に閣議決定されたが、国会審議は始まっていない。民主党執行部は特例公債法案と第2次補正予算案の成立を「退陣の花道」とするシナリオを描いているが、首相は「この法律を通さねば政治家としての責任を果たしたことにならないので頑張り抜く」と強調した。【中井正裕】

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