お集まり頂いたのは大阪、埼玉、東京、茨城から来た4団体、13人の方々でした。
「ボランティア活動といえども、被災した方々の信頼や、依存せざるを得ない状況につけこみ、『こころのケア』という名のもとにボランティア側のニーズを被災者に一方的に押し付けたり、個人情報の漏えいなど被災者の権利を搾取(さくしゅ)することがあってはならない。ボランティア団体が自主的に連絡会議を結成し、倫理綱領を定めて、倫理規定に触れる行為が明らかになったときに被災地での活動停止処分を申し渡すことができるよう、倫理委員会を設置して運営していこう」と事務局のRFJ代表、富永滋也(臨床心理士)が意見を述べ、参加した団体の皆さまから同意を頂きました。
今後、同連絡会議は、毎月第1日曜日の午前11時から午後1時に開催し、メーリングリストを設置して参加団体が情報交換を行うことになりました。
この会議には、震災発生直後に石巻でRFJと協働し、その後は南三陸で展開された国境なき医師団の活動に参加していた臨床心理士のKさんも参加し、南三陸での活動について話をして下さいました。Kさんは今後、RFJの心理士チームの一員として活動に参加して下さいます。
夜は2班に分かれました。
Aチームは常磐大学国際被害者学研究所の方々と、H小学校避難所の夜間巡回活動を行いました。Bチームは前線設営の後に、ボラセンの会議に出席し、上記の「心のケアチーム連絡会議」が発足したことを発表しました。ボラセンのI会長も、事務局のNさんも、われわれの自主的な倫理綱領の作成を歓迎して下さり、今後の活動のあり方について活発な意見交換をさせて頂きました。