こちとら、伊達と酔狂でやってるんだよ!
 そんな訳で千葉から名古屋まで毎年行ってる一参加者から見た、長い長い長いレポ日記2ですよ。
 しかもあくまでパレードに参加しちゃってる人なので、パレードの全体像は見えにくいという。
 あまりにレポ長すぎるので、パレードと、同日夜の日本代表選考会でレポ分けます。
 ちなみに前回上げた8/7チャンピオンシップ日記と、時間軸は逆転してます。

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 千葉を出て東京から新幹線で名古屋駅へ着くと、お約束で八丁味噌の浜乙女のキャラクター・でえだらぼっち
 新日本プロレスの守護神・永田さんクリソツなのである。
 この日の夜…、愛知県体育館では新日プロ夏のNo,1決定戦、G1シリーズの1大会が行われる。
 新日プロはライバル団体のビッグマッチにわざと日程をぶつけて挑発するという行為を繰り返してきたので、これは新日プロからコスプレサミットへの宣戦布告と捉えるべきだろう。(多分違います)


 今回のパレード、事前に参加予定者達の間でささやかれた懸案事項が。
 主催TV愛知の用意した公式の更衣室が、パレードの集合場所から遠い…!
 炎天下の公道を2km歩くのって、私服でもシンドイでしょう?こっちは鎧着てたり、歩きにくい着ぐるみも居る訳ですよ?
 いやいや、なかなかの羞恥プレイというか視線が痛いというか…あまり思い出したくない。

 さて、この更衣室として会議室を提供して頂いたのが日経新聞社の名古屋ビル。
 隣に電通のビルが並んでたりして、まさに愛知の経済を…ううん、何でもない。
 日経新聞社でトイレ借りる機会、人生においてもう無いかもしれない。

× × × × × 

◆大須コスプレパレード

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 今回はミミックでした。
 本音を言えば体力的に無理をしてでも、35作アニバーサリーで着ぐるみ戦隊ロボを出撃させてあげたかった気もします。一昨年はエンジンオー、昨年はシンケンオーでしたから。
 だって一番苦しい状況で逃げずに戦ってこそ、勝ったという気がするから。(天龍源一郎的発想)
 ただ、今回はホントに初の2日間参加だし、集合場所まで2km歩く途中には横断歩道だってあるだろうし、もし事故なんて起きたら多くの人に迷惑かけちゃうので、安全係数を多く取って、ロボよりかは軽装のミミックに決めました。当日朝まで迷って。

 ベースは段ボール箱にウッド調の壁紙を張り込んで超軽量の1,5kg。
 フタは後部に蝶番を当てて開閉ギミック内臓。
 周囲の金属フレームに見える部分はカラー工作用紙の銀にツヤ消し塗装。
 EVAボード製の舌は本体に出し入れギミック可能。

 …少ない予算でも細やかな技術でそれ以上のものを生み出す、技術大国ニッポンの忰を結集した着ぐるみモンスターだ!
(↑ ウルセエ)
(でも、試行錯誤を美徳とする文化は誇って良いと思うの…)
(そして、予算3000円程度でこれだけのものを作る自分を褒めたい…)

 今回、つ・い・に!主催のテレビ愛知がパレード生中継を入れました。お笑い芸人の麒麟のレポートで、各国代表の登場から1時間ほど、パレードの模様が放送されたのです。テレビ的には力入ってるなぁー。

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 14:10~ 各国代表が大須観音の境内に姿を現し、音楽隊の先導で歩き出します。
 ちなみに肝心の日本代表選考会はこの日の夜に行われるので、このパレードの時点では日本代表はまだ決まっておらず、不参加。
 なので日本代表チームのメディア露出の機会は、非常に少ないのである。
 この日本勢に不利極まるスケジュール設定、どうにかならんのか…。

× × × × × 

 で、パレードでミミックはブロック分けで後半から歩く事になっていたのですけど、自分らの前を歩いてらしたのが、衣装トラブルか何かで出遅れたらしい、2008準優勝の中国ジャオ・チンさん 「女体三国」(三国志を女体化したネット派生キャラ)の劉備だそうです。
 そう、日本代表選考会のゲスト審査員として、歴代の各国入賞者も来ているのであった。
 本国ではモデルやってらして、そりゃ綺麗だもの。人が群がるさね。

 そんな彼女が立ち止まる度に沿道のギャラリーの皆さんがワーッ!ってなって、彼女が歩き出すと、みんな振り向いてミミックに気付いてキャー!っていう展開が、何度かありました。オイシイですね。
 しかもその後ろからさらに、ノーモア映画泥棒の人がクネクネしながら歩いてくるという、コスプレの別方向での極端な人たちがワッと現れるのは面白い光景だったと思います。
 ジャオさんも振り返ったら笑ってくれていたので、もし中国人のオタと話す機会があったら自慢してやろう。間近で見ちゃったんだぜ。

世界コスプレサミット2011 大須商店街パレード2

 この4:30辺りからエンカウント。
 小刻みに体をプルプル震わせてたり、足を変な方向に向けて歩いてたのは、人間の形をしていないものが、人間の様な愛嬌を振りまいた際、すっごく“カワイイ”という事を知っているからだ!
 他にもグレートムタの場外戦のビデオを参考にして、ユラ~ッと歩いて、ピタッと止まって、ガバッて動いて子供を驚かす…とか、色々やりましたね。
 ステージに上がった事って無いけれど、周囲の大衆を沸かせるネタに関しては、そんじょそこらの人気レイヤーにゃぁ、負けないよ。
 中の人なんて覚えて貰わなくて結構。自分の作ったコたちが、誰かのメモリーに残れるのが、何よりうれしい。

 アーケード街を闊歩して、パレードはだいたい一時間でした。
 昨年ですが、登録してない人が当日の飛び入り参加でパレードに合流しちゃって、おかげで予定時間を大幅に越えるわ、交通規制も延びて周辺住民に迷惑かけるわで。
 昨年まではこのコスプレパレード、コスサミだけでなく「大須夏祭り」のプログラムの一環でもあったんですけど、今年は分離して夏祭りは前週に終わってます。どうやらそっちではサンバカーニバルやってたらしいですが。
 今回から安全対策のため一部沿道にロープが張られたりしてて、お手数おかけしてます。ホントに。

 さて、今回は熱中症対策で、パレード以外では中身がミミックと分離してる時間帯も多かったのですが…。
 中の人の姿に関しては、見た人はご内密に…。自分の顔がネット上に上がらない様にしてるので…。

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 アナロ熊。先日の幕張ワンフェスで撮れなかったら、こんなところで会えるとは…。

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 ニンジャマン!(忍者戦隊カクレンジャー) かっこいい…

 今年はワンフェスもそうだったけど、大型の着ぐるみ系・ハリボテ系が少なかった気がする。
 更衣室の不便さもあるけど、関東以北が大変な状況で(千葉在住だけど道路が液状化でゆがんだりしてる)、活動自粛されてるレイヤーもまだ多いのだろう。

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 ソフトクリームとグリーンティーがこんなに美味しいものだったとは…!
 手が忍者みたいになってますが、メッシュの長手袋を指だけ開けて使ってます。
 全身汗びっしょりで、毎回ながらいい感じに毛穴が空っぽになりました。ツルツル。
 更衣室を出てからパレード終了まで3リットル以上の水を飲んでるのに、トイレに全く行かず。全部、汗ですよ。

 今年も、生きて帰ってこられた…。
 ぶっちゃけ、パレード中にちょっと熱中症を起こしかけてった事は、自分でも分かったのです。
 大事に至らない程度には調整しながらやってたけど。
 言ったでしょう?こちとら、伊達と酔狂でやってるんだよ!


 これら500人の盛大なパレードと、パレードには参加してないけど沿道の大勢のコスプレイヤー、それを囲む取材陣、笑顔のギャラリーの皆さん。そして自分自身の参加では4年目を迎えた大須観音の青い空を見ながら、ふと錯覚。

 ひょっとして、いま時代を捉えてるのは、野球でもプロレスでもなく、コスプレなんじゃないか…?
(ターザン山本的表現。満ちた月がいつか必ず欠けていく怖さも、プオタなら知っているけれど)

× × × × × 

◆街中(公共の場所)でのコスプレに関するアレコレ

 イベントホールや遊園地ではなく、街の中でコスプレする事の是非も昔から議論は絶えませんが、個人的な考えを少しだけ、少ーしだけ書かせてください。
 地方のゆるオタや外国人観光客が「秋葉原へ行ってコスプレを生で見たい!」という願望を抱くらしいですが、だいたい見当たらずにガッカリします
 詳しくは後述しますが、生活空間たる街中でのコスプレは(秋葉原であっても)、多くのコスプレイヤーの中では忌避されていますから。 

 翌日の8/7チャンピオンシップ決勝大会で審査員の古谷徹さんが、「コスサミ始めた頃は客席にはコスプレしてる人がいなかったけど、今や会場の周りにもコスプレイヤーでいっぱい」と言っておりましたが。
 これにも理由があって、今回は主催側で用意してくれた更衣室が離れていたため、コスプレのまま公道を広範囲に移動しないといけなかった事。またコスサミそのものが認知されてきて、周辺の商業施設がコスプレイヤー割引などのサービスを始めた事。
 で、TV愛知は開始当初あまりコスプレイベントに詳しくなくて、そこへ何回か前にブレーンとして入った人物らがアメリカンナイズな考えを持っていて、街中にコスプレが溢れる光景を生み出そうとして、その通りになってきたという事でしょうね。
(8/8コスサミシンポジウムで拝聴した講義内容は、どこまで書いて良いか分からんのだですが)

 ここで、街中でのコスプレに反対する声も、コスプレイヤーの中には当然ある訳です。というか、それが今までの常識であり、主流です。
 個人的には、今回位のバランス感覚ならば丁度いい辺りな気がしますが。

 海外にはゲリラ的に集団でコスプレしてファーストフード店に入ったり、自宅からイベント会場までコスプレのまま移動するのが当り前に行われる国も多々あるそうですが、これは日本では馴染まないというか、馴染ませてほしくないのです。

 日本は、白装束の集団が道路を塞いでいただけで、蜂の巣をつついた様な大騒ぎになる国です。
 異質なものを怖がる人、コスプレ自体が嫌いな人への配慮も、忘れてはならない。
 そして日本の電車も歩道も、そういった国とは比べ物にならない程、狭くて混雑している。
 察しと思いやり、けじめとか、場をわきまえるとか、それも日本の文化的蓄積ですからね。

 だから、定められた会場や範囲内でコスプレする・コスプレのまま公共交通機関は使わない・着替えは更衣室で行い公衆トイレは絶対に塞がない。…これは、永く不文律であったし、今後もそうであってほしいと思います。
 あ、屋外でのロケ撮影は土地管理者の許可を取っておくってのも大切です。
(最近はフツーの制服っぽいコスや、アニメモチーフを取り入れたファッションアイテムも多く市販されてる時代ですから、0か100かの二元論で切るのも違うとは思うのですが)

 もっとも、年に一度か二度のお祭りなので、この日だけ・この近辺では街をコスプレだらけにしよう!ってのもアリだと思います。
(「定められた範囲」が拡大した、という解釈で)

 だから、コスプレイヤーが街中を闊歩する光景は、コスサミ期間だけの名古屋名物、としておけば良いのではなかろうか…
 でも公衆トイレは塞いじゃダメ。マジでマジで!

× × × × × 

世界コスプレサミット:“名古屋のアキバ”「大須」をコスプレーヤーが“占拠” 500人がパレード - MANTANWEB(まんたんウェブ)

 久々やのぅ、まんたんWEB! 毎年いつの間にかウチのコが捕捉されてる気もするけど。
 ミミックが2パターン載せてもらってるって事は、大村知事のデスラー総統より大きな扱いよねッ!
(あ、減税日本についてはあまり…。今必要なのは一律的な減税ではないと思うので。まぁ我が千葉は千葉で色々と…)

 今年の上半期は関東圏のイベントが自粛だらけだったので、大手の商業メディアには今年初掲載なのでした。やったー。
 自分そのものではなく、自分が作ったコたちが認められる・褒めてもらえた時がうれしい。

 「誰得?」「何故それを選んだ」は褒め言葉ですよね!
 だってカワイイじゃないか。人間じゃ無いものが、そこらをフツーに動き回ってるなんて。ウチのコは皆カワイイんだよ。

 でも、まんたんウェブ「スッキリ!」以外の取材陣は、どうしても先頭を歩く各国代表ばかり取り上げてしまうんだなァ。
 …そうじゃないでしょ?
 パレードってのは、その代表の後ろを歩く500人の百鬼夜行にこそ、本質的な価値が有るんだよッ!!
 代表になってなくても、本当に面白いヤツ、すごいヤツらは、まだまだ沢山居るんだから。


 …見てみたい、と思って頂けましたか?
 じゃあ、生で見ないと!
 来年こそ、この場所でお会いしましょう。
(まだつづく)

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公式サイト 大須コスプレパレード!

レイヤー約500人が集結、街をコスプレ一色に染めた『大須コスプレパレード』 - CloseUp NetTube - ライブドアブログ