米美術館所蔵の太刀など、仁徳陵出土に疑問符
読売新聞 8月13日(土)21時30分配信
米ボストン美術館が所蔵する、世界最大級の墳墓・大山古墳(仁徳天皇陵、5世紀中ごろ、堺市)の出土品と伝わる獣帯鏡(じゅうたいきょう)や環頭大刀(かんとうたち)など5点の考古遺物が、6世紀第1四半期のものとみられることが、宮内庁書陵部の調査で分かった。
古墳の築造時期とずれがあり、大山古墳の出土品である可能性は低くなった。
調査成果は同庁の「書陵部紀要」に発表された。それによると、同庁研究官がボストン美術館の考古遺物を実見し、国内外の同類の遺物と比較して、その実年代を検討した結果、同一古墳からの出土品であることを前提とすると、いずれも「6世紀の第1四半期を中心とした時期であるとすることが最も妥当」と判断した。
またこれらの遺物は、同美術館に勤務していた美術家・岡倉天心が1906年6月に、京都で購入した可能性が高いことも分かった。
古墳の築造時期とずれがあり、大山古墳の出土品である可能性は低くなった。
調査成果は同庁の「書陵部紀要」に発表された。それによると、同庁研究官がボストン美術館の考古遺物を実見し、国内外の同類の遺物と比較して、その実年代を検討した結果、同一古墳からの出土品であることを前提とすると、いずれも「6世紀の第1四半期を中心とした時期であるとすることが最も妥当」と判断した。
またこれらの遺物は、同美術館に勤務していた美術家・岡倉天心が1906年6月に、京都で購入した可能性が高いことも分かった。
最終更新:8月13日(土)21時30分
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