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奴隷購入

 翌日、僕は冒険者ギルドを訪れた。
 冒険者ギルドとは、RPGなどをやっている人たちには説明不要にも思えるが、呼んで字のごとく冒険者たちを統括するギルドのことである。
 冒険者とは、大陸にいくつかある迷宮を探索するものたちの総称であり、たまに一般人の依頼を受けたりもする。
 荒くれ者も多く、基本的に世間の評価は高くないが、高位の冒険者は国に召し抱えられたり、“防衛戦”において活躍したりするので、一種英雄として扱われる。
 そして迷宮とは、簡単に言えば“魔王領”との道である。
 この世界は、天空を神属領、地上を人間領、地底を魔王領としており、天空を“塔”が、地底を“迷宮”が繋いでいる。
 三者はそれぞれに敵対しており、その侵攻路が“塔”と“迷宮”なのである。
 その二つは、当然ながら侵攻路なので各勢力の兵鋭たちが侵攻しており、それを生活費稼ぎがてら侵攻路から出ないように戦うのが、冒険者なのだ。

「……失礼しまーす」

 僕が恐る恐るギルドの扉を開けると、中にいた冒険者達の視線が集まった。

(うっ……)

 冒険者達の、好色な視線が、じろじろとなめるように僕の身体を見回すのを感じる。
 いじめられっ子で、引きこもりだった僕は言うまでもなく人の視線は苦手で、そそくさと目立たぬように受付に向かったのだが、視線は後を追うようについてきて、めちゃくちゃ居心地が悪い。

「あの………」

「え? あ、はい。なんでしょうか?」

 受付の、20代半ばほどの青年が少しキョドりながら答える。
 ギルドの受付と言えば、エルフや何かの美人でギルド所有の奴隷で、尚且つ処女と相場が決まっているものだが、このギルドには女性職員は存在しなかった。
 というか、よくよく考えてみれば冒険者という荒くれ者が集まるギルドに、揉め事の種となる美人さんを受付に置くわけがないのだ。

「あの………」

 なかなか声が出ない。
 僕は、他人と話すのが苦手だ。悪魔とは興奮のために普通に話せたが、見ず知らずの人と話すなんてことは不可能なのである。
 よってなかなか本題を切り出せず、もじもじしていると、青年がなにやら勝手に納得しだした。

「あぁ、なるほど。ご依頼ですね? でしたらこちらの用紙に依頼内容と報酬をお書きください。相場はあちらの掲示板を参考になされるといいと思いますよ」

 にっこりと笑い、右手の掲示板を指し示す。
 なかなか感じの良い青年だが、残念ながら違う。

「いえ、あの冒険者登録を……」

「…………は?」

 青年があっけにとられる。
 僕は何かおかしなことを言ったかと、内心でパニクった。

「貴女が……ですか?」

 青年は、まるで男の娘に「僕……実は男なんですっ」とでも言われたかのような信じがたいものを見る眼で僕を見た。

「いや、なんでもないです! すいません、忘れてくださいっ」

 僕は青年の視線に耐えきれなくなり、頭を下げると駆け出した。

「あっ、ちょ、ま、待ってください!」

 青年の制止の言葉をかけてきたが、僕はそのままギルドを飛び出した。


(失敗した………)

 自分のコミュ障っぷりに嫌気がさす。
 受付で躓いて冒険者になれないとか……どこの小説やマンガでも見たことねーぞ。
 ………でもまぁ、実はそんなに焦る必要はないのだ。
 悪魔に渡されたお金は金貨100枚。
 一家四人が一年間暮らす金がそのくらいで、僕は一人暮らしだから一年以上は余裕がある。
 その間にこちらの世界に慣れ、そっから冒険者になればいい。
 自分に甘く。それが僕のモットーである。
 そんなわけで、僕は今は街の市場をぶらぶらと歩いているいた。
 この街は、迷宮があるだけあって非常に活気があり、また広い。
 街並みもまさにファンタジーの世界といった感じで、まるで外国を観光しているような気分だった。
 そうして観光を楽しんでいると、あることに気づく。
 ファンタジーの花形である女冒険者がほとんどいないのだ。
 たまにいても、まるでゴリラと見間違わんばかりのモンスターのような容姿。
 僕はその姿から女レスラーを連想し………恐ろしい事に気づいてしまった。
 もしかして、この世界の女冒険者に、美人はいないのでは……?
 冒険者とは、当然ながら戦闘職である。
 戦闘職である以上、女といえど冒険者は身体を鍛えねばならず、その肉体はムキムキ……。
 ファンタジー世界において美貌の女剣士はファンタジー……。
 僕は早くも幻想の世界の癖に妙に現実的なこの世界に絶望しかけていた。

「おい、今日の奴隷市が始まるぜ」

「………ん?」

 顔をあげると、男二人連れが、気になることを話ながら歩いていた。

「今日は確かあんまり目玉はなかったような……」

「だから俺たちみたいな庶民でも手が届くんじゃねぇか」

「まぁ確かに」

(奴隷………か)

 奴隷。奴隷なら、僕も緊張せずに話せるかもしれない。
 それに奴隷という単語の響きには、オタクの僕としては反応せざるを得なかった。

(性奴隷とか、ファンタジーの定番だよね)

 僕は期待に胸を膨らませて、男たちの後をつけていった。

 奴隷市は、まさに僕の想像通りのエロさだった。
 下は10歳くらいの少女から、上は30ほどのお姉さんまで、皆例外なく全裸で首輪をつけられていた。
 見て回ってみると、どの奴隷も金貨2、300枚くらいで、とても手が届かない。
 一番安い30歳ほどのさほど美人でもないお姉さんでも、金貨70枚ほどだった。
 これはとても手が届かないな、そう思った時、一人の少女が目に止まった。
 肩ほどに切り揃えられたふわふわの銀髪。ぱっちりとした瞳は琥珀色で、憂いに満ちている。小さな鼻と唇は清楚な印象で、顔立ちに気品が整っていた。
 小柄な肉体と相まって、まるで人形のような美少女。
 超ストライク。僕は自分の心臓が確かに撃ち抜かれるのを感じた。
 どうしてこれほどまでの美少女が奴隷市に……?
 しかもなぜか値段も金貨100枚と非常に安い。

「もしかしてお客さん、この娘が気に入ったのかい?」

「え? う、うん」

 僕が惚けたように少女を見つめていると、この娘の持ち主なのか赤ら顔のハゲたおっさんが話しかけてきた。

「良ければ買わないかい? 金貨100枚だよ」

「う、うーん」

 僕が悩んでいると、少女が期待に潤んだ瞳で見つめてきた。
 変なおっさんに買われるくらいならば、同性に買ってもらった方がいい。そんな瞳だ。
 僕も同じ立場なら同じように考えるだろう。

「ね、ねぇ、なんでこの娘こんなに安いのかな? この娘の容姿ならもっとた、高くてもいいと思う、けど」

 僕の質問に、少女がなぜかビクリと肩を震わした。

「あー、そいつはねぇ」

 おっさんが閉じられた少女の脚を掴む。

「あっ、やっ」

 少女がか細い声で抵抗するも、抵抗むなしく少女の脚が開かれた。

「えっ?!」

 そこにあったのは、ちんぽと見間違わんばかりのクリトリスだった。
 少女の清楚なぴったりと閉じられたワレメとは対照的に、異常肥大したクリトリスは、非常に卑猥な印象を与える。
 形も男のソレとほとんど変わらず、先端にワレメがあればクリトリスとわからなかっただろう。

「この娘は“出戻り”でね。一度さる伯爵のところに高値で買われていったんだが、再び売られた時にはこうなっていたんだ。どうも伯爵がとんでもない変態だったらしくてね、おかしな薬で変えられちまったらしい。処女でもなくなってたし、その癖性技を仕込まれたわけでもない。ようはオモチャ扱いだったんだな。どれだけ容姿が優れてても、このクリトリスじゃあ誰も不気味がって買い手がつかない。そういうわけでこの娘はこんな値段なのさ」

「……………………」

 おっさんの発言は、ほとんど耳に入っていなかった。
 僕の視線と意識は、少女のクリトリスに釘付けだった。
 昨日、女の快楽を知って以来、僕の頭を離れないことがある。
 あんな子供騙しのような拙いオナニーであれほど気持ちいいのだ。もし、セックスをしたならば、どれほど気持ちいいのだろう、と。
 だが、僕は身体は女だが心は男である。男に抱かれるなんぞ、死んでもお断りだった。
 が、この娘なら話は別だ。
 僕好みの美少女。クリチンポつき。フタなり娘。
 理想的な逸材だった。

「買い…………ッ」

「うん?」

 買います! そう衝動的に言おうとして、躊躇。
 僕の所持金は、現在金貨99枚と銀貨、銅貨数枚。
 宿屋の宿泊費により、わずかに金貨100枚を下回っていた。
 だが欲しい。なんとしても欲しい。
 少女を見る。少女は仲間になりたそうな目でこちらを見ている。
 だがお金が足りない。
 そんな風な苦悩が、奴隷商には透けて見えていたのだろう。

「現金一括払いなら金貨5枚負けてやってもいいぜ」


 ―――所持金のほぼ全てを失い、近いうちに働かなくてはいけないくなった事に気がついたのは、少女を買ってホクホク顔で宿屋にたどり着いての事だった。


 
 

「ヤヴァイ………」

 僕は宿屋の部屋で、項垂れていた。
 残りの財産は残り金貨4枚ほど。
 このまま宿屋暮らしをしていれば、一月足らずで路頭に迷う計算だった。
 どうしてこんなことになったのか。
 簡単だ。先の事も全く考えず、衝動買いしてしまったせいである。
 僕は、部屋の入り口で所在なさげにたっている少女を見つめた。
 少女は、安っぽい皮のマントだけを羽織、もじもじとしながら立っている。
 何をすればいいのかわからないのだろう。身体を揺らす度に、チラチラと白く柔らかそうな太ももが見えた。
 あのマントの下は全裸……そう考えると、僕はなんだかムラムラしてきた。

「そ、そんなところに立ってないで、こっちに来なよ」

「え? あ、はい……失礼します」

 僕がベッドをポンポンと叩きながら言うと、少女はしずしずと上品に歩いてベッドに腰かけた。
 所作に、なにやら上品さを感じる。もしかすると、けっこういいところの出身なのかもしれない。
 改めて近くで見る少女は、本当に美少女だった。
 街中を見て気づいたのだが、このファンタジー世界でも美形はあまり多くない。向こうと同じくらい、いやもしかするとそれ以下だ。
 それに対し、少女は凄まじく優れた容姿をしている。まさしく人形のようだ。
 僕はどちらかと言えば美人系よりも可愛い系の方が好きなので、少女はまさにストライクだった。
 そう思うと、彼女を買ったのもそう悪いことではなく、むしろ働くきっかけになったのだからちょうどよかったのでは? と思えるのだから不思議だ。

「名前は、なんていうの?」

「ユーウェと、申します」

「ユーウェかぁ、可愛いね」

「ありがとうございます……」

 僕は、あまり緊張せずにユーウェと話せていた。
 いや、緊張はしているのだが、それは普段の対人恐怖症のようなものではなく、童貞が初セックスを迎える時のような期待に満ちた緊張だった。
 僕がユーウェに恐怖を抱かずに接することができるのは、ユーウェがはっきりと僕よりも下の立場だからだろう。
 決して逆らい得ぬ圧倒的立場の差。それが僕に安心感と余裕を与えていた。

「ねぇ、マントを脱いでみせてよ」

 ユーウェは一瞬怯んだようにマントを掴んだが、大人しくマントを脱いだ。
 主人は、奴隷に対する絶対的命令権がある。
 僕がユーウェの首輪に向かって魔力で命令すれば彼女は逆らえない。それが奴隷経験者の彼女にはわかっているのだろう。彼女は僕にとても従順だった。
 彼女がマントを脱ぐと、僕は彼女の前にしゃがみこみ、彼女の裸体を改めてまじまじと見た。
 年の頃は14、15くらいか。全体的に肉付けの薄い体つきをしているが、その分脚は細く、今まで見た中で一番の美脚だった。
 胸はBカップくらいか。お椀がたの、綺麗なおっぱいだ。乳首の色素も薄く、乳輪の大きさも申し分ない。
 肌に染みなども見つからず、白雪のような美肌だった。

「…………………」

 僕がまじまじと観察していると、ユーウェは顔を真っ赤にし、涙目でギュッと目を瞑った。
 同性と言えど裸を見せるのは恥ずかしいのか、奴隷だったにもかかわらず失われていない羞恥心は、非常にポイントが高い。
 ユーウェの恥ずかしがる顔を見ていたら、僕のなかでムラムラと彼女を虐めたい欲望が出てきた。
 ガバッと彼女の脚を開く。

「あっ、やっ」

「隠さないで!」

 ユーウェが反射的にアソコを隠そうとするも、僕が声を鋭くするとビクリと肩をすくめ両手を胸の前に戻す。
 その様子に満足しながら、僕は彼女のオマンコを指で開き観察した。
 非常に綺麗なオマンコだ。
 僕はオマンコを自分の身体のものしか知らないが、それでも綺麗だとわかる。
 ワレメはひっそりと閉じられ、指で開くと小さな尿道と膣控がみえる。ビラビラも小さく、綺麗なピンク色だった。
 だが、何より目を引くのは、やはり異常肥大したクリトリスだ。
 子供のちんぽほどの大きさのクリトリスは、その根元にある皮がクリトリスであったなごりを残すのみで、後は男性のそれと形状はほとんど変わらない。強いて言うならばカリ首がほとんどないくらいだろうか。

「ふぁっ!?」

「?!」

 少し指でつついただけで、ユーウェは大げさに腰をひく。その様子に僕も少しばかり驚いてしまった。
 このクリチンポは、どうやらかなり敏感なようだった。
 肥大こそしているが、感度は通常のクリトリスと変わらず、しかし肥大しているがために常に剥き出し。
 クリトリスの敏感さは、僕も昨日でよくわかった。
 皮越しであれなのだ、剥き出しでは想像を絶する刺激だろう。
 ユーウェのその刺激を想像すると、僕の子宮がうずき始めるのを感じた。
 僕はスカートをパンツごと脱ぐと、ユーウェのオマンコを見ながらオナニーを始めた。
 クチュクチュとワレメを擦り、クリトリスを皮越しに愛撫する。
 美少女のオマンコを目の前にしたオナニーは、格別だった。
 自分の恥ずかしい場所をオカズにされたユーウェは、顔を赤らめ、徐々にオマンコを濡らし始めた。
 その様子に僕はさらに興奮し、ちんぽを勃起させるようにクリトリスを固く尖らせた。
 僕の吐息があたるのか、ユーウェもクリチンポを勃起させる。
 勃起したクリチンポ男のそれと同じように天を向く。太さは親指ほどで太くないが、長さは12、13センチと申し分ない。これなら僕の子宮にも届きうるだろう。
 その想像だけで、僕の子宮は痛いまでにうずき始めた。
 そのもどかしさは、男には決してわからないだろう。例えるならば、肛門の奥を蚊にさされ(あり得ない事態だが)、痒いのに掻けない、そんなもどかしさ。だがそんなもどかしさも、いまの僕には絶好のスパイス。興奮材だった。
 すぐに洪水のように愛液が溢れ初め、僕は準備が整ったのを感じる。
 僕は愛液に濡れそぼった右手をユーウェのクリチンポに、左手を僕のクリトリスにやると、クリチンポを握ると同時に僕のクリトリスを剥き出しにした。

「「んはぁッ!?」」
 僕とユーウェの嬌声が重なる。快感のシンクロニシティ。
 初めて直に触れたクリトリスは、信じられないほどの気持ちよさで、腰が勝手に震えるのが止められない。
 まるで剥き出しの快楽神経をそのまま手で触れているような、そんな鋭い快感が背筋を走る。
 同じ快感を、ユーウェも共有している。そう思うと、僕はそれだけで小さくイッた。

「アアアッはぁぁ……! ユーウェッ、ユーウェ! 可愛いよっ、最高だ、好きだよ、好きになっちゃったっ」

 性欲なのか、愛なのか。僕の中でユーウェへのいとおしさが膨らんでいく。
 恐らくそれは、雛鳥が親鳥を初めて見るときのようなインプリンティング(刷り込み)のような好意。 いじめられっ子だった僕は近しい異性の知り合いなどおらず、初めて性的に接するユーウェに一目惚れのような恋心を抱いているだけなのだろう。
 けれど、この欲情の前には、そんなことはどうでもよかった。
 ユーウェへのいとおしさと恋慕と欲情が脳裏で混ざりあい、カッと頭の中で弾けた。

≪スキル【愛欲】を入手しました≫

 頭の中でそんな声が聞こえた気がしたが、すぐにどうでもよくなる。今はただユーウェを感じさせてあげたい。ユーウェの淫らな表情が見たい。それだけがすべてだった。
 僕の両手が、別個の意思を持つ生き物のように勝手に動きだす。
 右手が愛液の滑りを借りて、高速でユーウェのクリチンポを扱きあげる。左手が、同等の速度でクリトリスをこねくり回した。

「んごぉぉぉぉぉぉお」

 ユーウェが獣のような叫び声をあげながら咆哮する。

「気持ちイイッ? 気持ちイイ!?」

「ギィイイい い イ イ……!!」

 僕の問いにユーウェは答えない。ただただ獣のような嬌声をあげるだけだ。
 ユーウェはその愛くるしい顔を歪め、白眼を向き舌をつきだして仰け反っている。
 ユーウェの清楚な外見からは想像つかないような淫らな表情に、僕の興奮は頂点に達する。
 背筋の奥から、ゾワゾワとした感覚が押し寄せ、脳髄を焼き付くそうとする。
 それは波。絶頂の波。波は堤防を破壊せんと押し寄せ、僕の堤防はあっさりと破壊された。
 同時に、ユーウェの堤防も破壊されたようで、僕らは同時に咆哮した。

「「イッ、ぐぅぅぅぅウウウ………!!! ッ ッ ッ !」」

 脳髄が焼けるような快感。視界が点滅し、星がまたたく。けれど、賢者タイムは来なかった。なぜか。それはいまだに子宮は火が灯っているからだ。
 ここを満足させない限り、この疼きは止まらない。本能で直感する。
 そしてそれは僕にとって喜びであり恐怖だった。
 僕は絶頂の余韻でガクガクと震える足腰に活を入れると、同じくガクガクと痙攣するユーウェの上へと馬乗りになった。
 僕が右手でユーウェのクリチンポを掴むと、恍惚とした表情で呆然としていたユーウェは、この先を予見したのか、ガバッと体をお越しほとんど恐慌の表情でこちらを見た。

「あっ、やっ、やっ、やらぁ…!」

 ユーウェは力の入らぬ手足で後ずさろうとするが、僕はニヤリと笑い先手を打った。

「“手足から力を抜け”」

 魔力の籠った言葉が、首輪へと作用しユーウェの四肢から力を抜く。

「やだっやだっ、こ、怖いッ」

 手足に力が入らなくなったユーウェは泣きながら怖がり、僕はその泣き顔に無性に興奮する自分を感じた。
 自分では知らなかったが、僕はSなところがあったようだ。

 僕は、ユーウェのクリチンポを掴み、ストンと腰をおろした。

「クゥッ」

「んァァァァ!」

 かすかな痛み。ユーウェの細いクリチンポは、僕のオマンコをほとんど痛みつけず奥までいったようだが、それでも処女膜は破ったらしい。膣に痛みが走った。
 だが、膣壁をクリチンポが擦る快感は、破瓜の痛みを上回る。
 クリチンポが子宮をこづくたびに、もどかしさが消え、鈍い快感が響くのがわかった。

(こ、これは気持ちイイ……)

 じんわりと体が溶けていくような優しい快感。よだれが口から垂れていくのがわかった。中毒になりそうだ。
 だがユーウェはそれ以上に気持ちよさそうだった。

「ンァァァァ! あああ、ああああああ! ほぉぉぉぉ」

 クリがオマンコに入っているというのはそれほど気持ちイイのか、ユーウェは髪を振り乱して感じている。
 僕もチンポがあればユーウェの気持ちよさの何分の一かでもわかるのだろうかと考えると、少しばかり女になってしまったことが悔やまれた。
 だが、この気持ちよさは女でしか味わえない。

「うっうっうっ」

 小刻みに腰を揺らして子宮を揺さぶると、じんわりとした快感が腰に響く。子宮をつくたびに押し出されるようにして声がもれた。
 しかし、徐々に物足りなくなってくる。もっと大きな快感が欲しい。しかし敏感すぎるオマンコは、少し動くだけで気持ちよくなってしまし、大きくグラインドさせることができなかった。

(どうしたものかな……おっ、おっ、そご、気持ち、イッ!)

 子宮手前にあるざらざらをクリチンポで擦りながら僕は考える。そして閃いた。

(あっあっ、うんっ。イヒッ、じ、自分で動けない、なら、アッ、ユーウェに動いてもらおッ、ンィィ…!)

「ゆ、ユーウェ」

「イッぐ、イッぐぅ、ガァア、ィギつづげでるッ、んごぉぉぉぉぉぉ……!」

「“ぜ、全力で腰を、動かせっ”」

「ヒッ?!」

 命令が首輪を通しユーウェを支配する。
 同時に、僕たちは嬌声を上げた。

「イヤァァァアァァ!! ア ガ ガ ガ!」

「あっ、あっ、あっ、い、いいよぉ、ユーウェ!」

 ユーウェの腰が高速で動き、僕のオマンコを抉る。敏感な膣が擦られ、子宮が抉られる。脳で光が瞬き、自分がイッているのかいないのかわからなくなった。
 ぷしゃっ、ぷしゃっと断続的に僕のオマンコは水を吹き出し、それが尿道を甘く痺れさせる。
 次第に体の感覚が消えていき、脳みそとオマンコだけが残り、落雷が体を貫いたのと同時僕は気を失った。

エロシーンは後日徐々に加筆していく予定。
今は完成度低いですが、目を瞑っていただけると幸いです。
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