警告
この作品は<R-18>です。
18歳未満の方は
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エロを書くのは初めてなので、多目に見ていただけると幸いです。
オナニー
「だ、騙された………」
僕は鏡の前で地面に手をつき項垂れた。
騙された………。話が違う。どういうことだ。ちくしょう。あり得ない……こんな、こんな……。
そんな思いが、頭の中でぐるぐると回る。
僕は、もう一度鏡を見た。
そこに映るのは、絶世の美少女。
腰まで届く絹糸のような金髪。透き通るような白い肌。整った鼻梁。小さく可愛らしい、しかしぷるんとした色っぽい唇。くっきりとした二重瞼と長いまつげが彩る瞳は、まるでダイヤのような不思議な輝きを宿している。
それらが、理想的な曲線を描く小顔の中に、絶妙なバランスで配置される様は、まさに人外の美といっても過言ではなかった。 そこから視線を落とすと、いの一番に目に飛び込んでくるのは、華奢な肉体に不釣り合いなほど大きく実った乳房。推定Fカップと言ったところか。
細すぎるウェストや、小さなおしり、スラッとした手足と対象的に肉付きのいいその乳房は、一種アンバランスな程で、それがともすれば非現実的なまでに美しい少女に妙にエロい印象と現実感を与えている。
あぁ、ちくしょう。なんて、なんて可愛いんだ。
まるで僕の理想を体現したような容姿。
こんな子と、お近づきになりたいが為に、“悪魔”と魂の取引までしたというのに。
それが自分の身体じゃあ意味ないじゃん!!!
そんな思いをのせ、僕は心のそこから咆哮した。
「騙されたぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁん!! うぁぁあああぁぁーーん!!」
悪魔、という存在を、僕は全く信じていなかった。
神を信仰していたのが中世だとしたら、科学を信仰しているのが現代。
そんな現代社会に生まれた僕が信じるのはもちろん科学で、オカルトなんてものに触れるのは朝の星座占いぐらいなものだった。
が、ピンチになればころりと手のひらを返し神頼みをするのが人間という生き物で。
学校でけっこう酷いいじめに逢い、引きこもりとなった僕はあっさりとオカルトに傾倒した。
まぁ言うなれば辛い現実に対する逃避だったのだが、黒魔術やら悪魔召喚やらの怪しい儀式を毎夜やっていた僕は、何をどうやってしまったのか、本当に悪魔を召喚してしまった。
驚く僕に向かって悪魔が持ちかけてきたのは当然のように、魂の取引。
ここで僕の魂を持ってかれてしまうなら悪魔さんには丁重にお帰り願っただろうが、悪魔さんのビジネスも日々進歩を続けているのか、僕ではなく他者の魂でも分割払いで受付てくれるらしい。
そこで僕が差し出したのは、僕の子供の魂。
悪魔さんによれば、子供とは親の所有物であり、その魂も当然親の物。
よって、自分の子供の魂を差し出せば、願いを叶えてもらえるらしい。
魂は、受精卵となった時点で宿るらしいので、女の子を孕ませた時点で悪魔さんが魂を持っていく。
魂の消えた受精卵は自然消滅し、母体に何の影響もない。
そんな美味しい取引に、僕は当然のように食い付き、あれやこれやと悪魔へと願い事をした。
1:ファンタジーのような世界へと僕を送ること。
2:その世界の言葉や知識、ある程度の資金を僕に与えること。
3:僕を美形にし、異性に魅力的に映るようにすること。尚その際、送られる世界は、いまの世界と同様の美的感覚にすること。
4:触れた相手に快感を与える能力を与えること。
5:Fateの“解析と投影の魔術”と“王の財宝”の能力を与えること。
最後らへんはかなり調子に乗った感は否めなかったが、悪魔は快く承諾してくれた。
代価は、魂100個。3と4の能力さえあれば、美少女ハーレムを作り、あっという間に支払える……………筈だった。
1と2は問題ない。
送られた世界は、エルフや獣人などのいるファンタジーだった。
移転した瞬間に、知識どのも頭に流れ込んできたので、問題もない。生活費も、一般人一年分ほどの金貨が懐にあった。
だが、問題は3、4、5だった。
3:僕を美形にし、異性に魅力的に映るようにすること。
なるほど。確かに間違ってはいない。
だが、僕は一度も“女”にしてくれなどと頼んだことはなかった。
魂100個の代価は、男という複数の対象を孕ませる能力を持つ性別だからこそ払える代価だ。
女が百回妊娠するのとは訳が違った。
何より、自分が男に抱かれるなどと、考えるだけでおぞましかった。
僕は、悪魔に嵌められたことを悟った。
4の願いも、完全に死にスキルだ。
頼みの綱は、5。
5:Fateの“投影魔術”と“王の財宝”の能力を与えること。
ギルガメッシュの“王の財宝”。その中にもしかしたら性別を変える宝具があるかもしれない!
そんな思いで“王の財宝”を起動させた僕は、完全に嵌められたことを悟った。
“王の財宝”は空だった。
“王の財宝”は、あくまで倉庫の能力。ギルガメッシュが集めた財宝は、願いの範囲外だったのだ。
そして最後の能力。“投影魔術”。
もはや薄々気づきながらも、いちるの望みをかけて発動した投影魔術は、完全に僕の予想通りの結果となった。
原作をプレイした人ならばわかると思うが、fateの主人公、エミヤシロウの投影魔術は異端である。
通常の投影魔術は、魔力をこねくりまわして作り上げた虚像であり、数分でとけてなくなる。
その上、燃費も悪く、使い手のほとんどいないマイナーな魔術。
という扱いだった。
僕の願いとしては、当然エミヤシロウの投影が対象だったのだが、悪魔は、おそらくは意図的に曲解し、通常の投影魔術を僕に与えたのだ。
試しに、金貨を一枚投影して見たが、全魔力のほとんどを持っていかれた。
燃費が悪すぎる………。
というわけで、僕は願いを歪められた状態で叶えられ、異界の地に放り出されたのである。
……莫大な負債を抱えて。
ひとしきり泣き叫んだ僕は、とりあえずベッドに腰掛け、これからの事を考えることにした。
ベッドは硬く、あまり寝心地は良くない。
というか、現代のベッドが寝心地よすぎるだけで、この世界のベッドとしてはさほど悪い性能でもないのだが、現代人たる僕としては多少気になる硬さだった。
ベッドの硬さを確かめるように身体を跳ねさせていると、男の頃にはなかった大きなおっぱいがたゆんと揺れ、乳首が服に擦れた。
「あふっ」
胸の先からかすかに痺れるような気持ちよさが流れ、甘い声が漏れる。
その自分がだしたとは思えないエロい声に、僕は赤面した。
恐る恐る自分の胸元を見る。
そこは大きく盛り上がっていて、自分の太ももが半分ほどしか見えなかった。
ドッドッドッと心臓が跳ね始める。
子供の頃、親父のエロ本を隠れて読んだ時のような興奮と罪悪感が混じったような奇妙な精神状態。
そろそろと胸に手を伸ばし、胸を揉む。
「はんっ」
快楽が胸から流れ、下腹の辺りがキュンとした。
そのまま両手で胸を揉みし抱く。
柔らかい。よくマシュマロのような柔らかさと聞くが、本当にマシュマロのような柔らかさだ。
そして気持ちいい。ちょっとヤバいくらいの気持ちよさだ。
ローションたっぷりつけたオナホでオナニーしているくらいの気持ちよさが、これだけである。
女は男の七倍気持ちいいと、どこかの本で読んだ気がする。
なるほど、胸でこれだけ気持ちいいなら、確かに七倍くらいあるかもしれない。
胸を見る。揉みしだくうちに、乳首が勃起していた。
服を盛り上げる乳首の膨らみ。エロい。
もうもう我慢できそうになかった。
バッと上着を脱ぐ。ぷるんと、おっぱいが揺れた。
興奮のあまり、手足が震える。ハァハァと息が荒くなり、それすらも気持ちいい。
震える手で、スカートとパンツも一緒に脱ぐと、毛が一本も生えてないパイパンが見えた。
衝動的に、鏡の前へとかける。
鏡には、全裸の美少女が映っていた。
興奮に瞳は潤み、白い肌はうっすら色づいている。
おっぱいはふるふると震え、小さめの乳輪の中心で、乳首が勃起していた。
ヤバい、めちゃくちゃ興奮する!
女の裸を生で見るのは初めてだった。
鏡に映る絶世の美少女。自然、興味は今までモザイクに秘匿されてきたオマンコへと移った。
興奮のあまり小鹿のように震える足を、がに股に開き、指でアソコを開く。
ねちゃという音とともに、オマンコが開かれ中から汁が垂れた。
鏡の中の美少女は、二の腕で大きなおっぱいを強調し、がに股でオマンコを自分で開くという卑猥な格好で、オマンコから汁を垂れ流している。
こんな超絶美少女が、オマンコを自分から見せつけるような格好をしている……。
もう、自分の身体だとか関係なかった。
いや、もはやこの身体は僕の身体だとは思えなかった。
この鏡に映る少女は、僕の奴隷だ。
僕に命令されると、どんな恥ずかしい格好でもしなければならず、逆らえない。
「ふうっ」
熱い吐息が漏れる。ゾクゾクと悪寒にも似た、けれどれっきとした快楽が背筋を昇る。ぶるりと背筋が震えた。
「うぅぅぅ、も、もう我慢できない……!」
右手を股間に、左手をおっぱいにし、がむしゃらに動かす。
「フゥォォォぉぉお…… お お お!!」
(き、気持ち良すぎる!!)
ワレ目に沿って指を動かすと、たっぷりの愛液が潤滑油となり、ゾクゾクとするような快楽を僕に送ってきた。
乳首に指が触れると、ピリッとした電流のような快感が走り、じんわりとした快感のおっぱいと交互に刺激していくとよだれが勝手に溢れてきた。
視線は鏡から外さない。よだれをたらしながら本気でオナニーをする鏡の中の美少女は、生涯で最高のオカズだった。
「ひぅっ!」
ふと、オマンコに強い快感電流が走った。
慌て視線を向けると、そこには小さな突起があった。
(こ、これがクリトリス……か?)
そっと皮越しにクリトリスを摘まむ。
「んひひひ……!」
電流がクリトリスから膣、子宮を通り、脊髄を通して脳髄に流れ込むのを感じる。
気持ち良すぎてヤバい。なのに手が話せない。
快感で足が震え、その振動で指がクリトリスを震わす。
そのあまりの気持ちよさに、ついに腰が震え、膝をつく。
その拍子にクリトリスを強くひねってしまい、瞬間視界が弾けた。
「カァァ――――ァ――――………ッ!」
声にならない悲鳴が漏れる。
目を限界まで見開いているのに、立ちくらみの時のように視界が真っ暗になり、目の前にチカチカと星が瞬いた。
身体のこわばりが溶けると、自然に身体が痙攣。それがまたイイ。
「ふぉうふっ」
恍惚とした表情で、肌に指を這わすと、変な声が出た。
肌が敏感になり、全身乳首なみの感度になっている。
一瞬このまま第二ラウンドに行ったらどれだけ気持ちいいだろうかと思ったが、さすがにこの気持ちよさは怖くて、自重せざるを得なかった。
絶頂の余韻が収まると、凄まじい眠気が襲ってきた。
ノロノロとした動きでベッドに移動するとそのまま僕は眠りについた。
女の身体も悪くない、と思いながら。
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