最終更新：2011年8月13日(土) 13時10分
被災地の偽医師 米ＮＧＯから助成金狙う
宮城県石巻市で無資格でボランティアらの治療をしていた男が、アメリカのＮＧＯから助成金を得ようとしていたことが新たに分かりました。
「ボランティアの専属医」として朝日新聞の取材にまで応えていたこの男。同じ宮城県石巻市で活動する被災者支援団体の役員を騙る名刺を偽造したうえで、アメリカを拠点とする災害救援のＮＧＯに近づき、多額の助成金を得ようとしていたことが、名刺を偽造された団体への取材で新たに分かりました。
男は、今年４月、石巻市のボランティアセンターにキャンピングカーで乗りつけ、医師国家資格認定証と書かれた、でたらめの身分証明書を提示し、ボランティアらの治療にあたっていました。
警察は、医師法違反の疑いもあると見て捜査しています。（13日11:31）