トップ |佐賀県内ニュース | ||
7人が処分保留 伊万里射殺事件、事実上捜査終結 | ||
佐賀県伊万里市の病院で4月、指定暴力団九州誠道会系の組員ら2人が拳銃で撃たれ死傷した事件で、佐賀地検は12日、殺人容疑などで逮捕、送検された指定暴力団道仁会系組員(32)を「公判を維持するだけの証拠が足りなかった」として処分保留で釈放した。
この事件で佐賀県警などの合同捜査本部は、実行役とされる道仁会系組員の岩崎和幸被告(58)のほか、同会系組員ら7人の計8人を逮捕したが、これで同被告を除く7人は全員、処分保留となった。佐賀地検の馬場浩一次席検事は「一通りの区切りがついた」として事実上、捜査を終結した。
同地検によると、殺人罪などで起訴された岩崎被告は逮捕時、容疑を否認していたが、起訴内容をおおむね認めているという。裁判員裁判対象となる。
起訴状などによると、岩崎被告は4月5日午後、伊万里市二里町の病院正面玄関前で、対立する九州誠道会系組長の見舞いを終えた同会系組員らに拳銃計4発を発射し、1人を殺害、もう1人に重傷を負わせたとしている。 |
||
2011年08月13日更新 |