演劇×劇場×文化施設建築

2011-04-12

旧メルサに大衆演劇「ぎふ葵劇場」 豊富座を移転

◆常設の300席、7月オープン

大型ディスカウントストアを核テナントに再オープンの準備を進める岐阜市神田町の旧岐阜メルサファッション館に、大衆演劇の常設劇場オープンすることが11日、明らかになった。柳ケ瀬通の劇場豊富座」を移転し、客席数300の大型劇場「ぎふ葵劇場」に生まれ変わる。全国で5本の指に入る規模となり、オーナーで葵一門総座長の葵好太郎さん(31)は「県外からも人の集まる場所にしたい」と意気込んでいる。

新劇場は7月1日、同館8階の旧音楽ホールを改装してオープンする。客席数は豊富座の191からおよそ1.5倍に増える。こけら落とし公演は葵一門の「劇団朱雀」(葵陽之介座長)が務め、一部公演には陽之介さんの長男で人気役者の早乙女太一さんも駆け付ける。豊富座は6月末に閉館する。

この日、岐阜新聞本社を訪れた葵さんは杉山幹夫会長面談。「トイレなどの設備も充実し、より気持ち良く見てもらえるようになる。全国屈指の規模となり、身も引き締まる思いだが、やるからにはお客さまに満足してもらえる劇場にしたい」と語った。

杉山会長には劇場名についても相談し、正式に決定。杉山会長は「地に足のついた劇団岐阜を盛り上げてくれるのは非常にうれしい。バックアップしたい」と激励した。

岐阜メルサファッション館は2009(平成21)年8月末に閉店。ことし2月にディスカウントストアを全国展開するドン・キホーテ東京都)が出店を発表し、今月中のオープンに向けて改装工事を行っている。併せて、別フロアのテナント交渉も進んでいる。

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