舞鶴でも微量の放射性物質検出、府「健康影響なし」
京都府は28日、環境放射線を測定している舞鶴市の吉坂測定所で3月3日から約1カ月間の雨水やちりを分析したところ、微量の放射性物質を検出したと発表した。福島第1原発の事故が要因と見られるが、健康には影響がないレベルという。
検出したのは、セシウム137が1平方メートル当たり0・39ベクレル、セシウム134が同0・35ベクレル、ヨウ素131が同2・1ベクレル。セシウム134とヨウ素131は、チェルノブイリ原発事故後の1986年と87年に検出して以来だが、検出量は当時の約100~200分の1だった。
府は「この状態が1年間継続したとしても、自然界で年間に受ける放射線量の1万分の1未満という極めて低い値で心配はない」としている。
府内では22日にも京都市伏見区の府環境保健研究所で微量のセシウム137とセシウム134を検出している。
【 2011年04月28日 23時04分 】
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