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<京都>「被災地の松」からセシウム検出 |
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(8/13 01:02) |
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二転三転した五山送り火問題は、またしても被災者を悲しませる結果となりました。11日、京都市が新たに調達した「被災地の松」の薪を、五山すべてで燃やすことが決まったばかりでしたが、放射性物質が検出され、市は中止を発表しました。
門川大作京都市長は、会見で、「被災者の皆さん、薪をお送りいただくのにご尽力いただいた皆さん、心からお詫び申し上げます」と述べました。11日午後、岩手県陸前高田市の松の木でできた薪が京都市役所に届きました。市が500本すべてからサンプルをとり検査したところ、薪の表皮部分から1130ベクレルのセシウムが検出されたということです。燃やすことについての安全基準はないため、市はあくまでも、「検出されれば中止」としていました。この問題をめぐっては、「被災地の松」を、五山送り火で燃やすという大文字保存会の計画が中止。予定されていた薪は現地で燃やされました。しかし、これに対する批判の声が高まり、市の考えで別の薪を新たに取り寄せ、五山すべてで送り火に使うことが決まったばかりでした。2度目の中止を受け、陸前高田市の戸羽太市長は、「遺憾は遺憾ですよね。善意が結果的にはこういうことになってしまい、陸前高田市のみならず被災者の皆さんに心配をかけるわけだから、こちらとしては、あまり騒ぎにしたくない」と話しています。
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