国際「『日本海』は韓国支配の残滓」 韓国政府が拡大解釈2011.8.12 20:43

  • [PR]

[国際]ニュース トピック:韓国

  • メッセ
  • 印刷

「『日本海』は韓国支配の残滓」 韓国政府が拡大解釈

2011.8.12 20:43

 【ソウル=黒田勝弘】韓国の金星煥外交通商相は12日の記者会見で、「日本海」の名称問題について「日本による(韓国)植民地支配の残りかすだ」とし、韓国が主張する「『東海』に変更させるのが最終目的だ」と述べた。

 しかし「日本海」の名称はもともと、日本が付けたものではない。ロシアをはじめ国際社会が名付けて19世紀以降、広がったもので、日本の「植民地支配」(1910~45年)とは関係ないというのが国際社会での一般的な認識だ。

 今回、日韓の過去史に関連付けた“拡大解釈”は領土問題と同じく「日本海」の名称を日韓の歴史問題として内外に誤った見方を広めるものだ。韓国政府としては、問題を歴史にからめることで内外で「日本海」批判が高まることを狙ったものとみられる。

 韓国は近年、これまで国際社会に定着してきた「日本海」の名称に反発し、韓国の「東海」に変えさせようと内外で官民挙げたキャンペーンを展開している。

 当面は両論併記を訴えているが、最近、米政府が米地名委員会(BGN)の決定として国際水路機関(IHO)に「日本海」の単独表記を支持する立場を伝えたことが明らかになり、韓国内で不満と反発が高まっていた。

 また金外相は、先に入国拒否事件に発展した竹島問題に関する日本の国会議員の韓国訪問について「(特定の)政治的目的をもったものでない限り規制する考えはない」と述べた。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2011 The Sankei Shimbun & Sankei Digital