現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 国際
  4. アジア
  5. 記事
2011年8月13日3時4分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

金正日総書記捕らえる作戦 米韓、昨年の合同軍事演習で

関連トピックス

 米韓両軍が昨年8月の合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記を捕らえる作戦の演習をしていたことが分かった。16日から始まる今年の演習でも実施する可能性がある。朝鮮半島有事の際に、絶対権力者を捕らえることで戦闘による犠牲を最小限に抑え、事態を早期に収拾する狙いがあるとみられる。

 朝鮮半島有事に限った軍事作戦とはいえ、米韓は北朝鮮の現体制を崩壊させることも選択肢の一つに置いていることになる。

 軍事関係筋によると、この作戦は、北朝鮮との全面戦争に備えた米韓共同作戦計画「5027」の一環として実施された。北朝鮮軍による韓国侵攻を防いで平壌に進撃する際に、特殊部隊が金総書記の居場所を突き止め、捕らえることを目指した。主にコンピューターを使った指揮所演習として行われた模様だ。

 「エフェクツ・ベイスト・オペレーションズ」(EBO)という概念に基づく作戦で、精密爆弾や偵察衛星などの最新の軍事技術を駆使し、敵の致命的な場所を戦争初期から攻撃して短期間での勝利を目指す。米韓連合軍司令部はEBOに基づき、北朝鮮の戦争遂行を困難にする重要な攻撃目標を選ぶ作業を続けているという。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

加藤千洋さんの記事を配信中。第一線の論客と朝日新聞の専門記者が、「タイムリーで分かりやすい解説」を提供。

まだ解決していない北朝鮮拉致問題。真実は?被害者のこれからは?

近いようで遠い国北朝鮮の現状とは…


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介
  • 中国特集