(きちんと整形する京都府の格式は完全無視した雑な作り。)
薪の準備が済むと依然無許可なまま「陸前高田薪プロジェクト」なるものを立ち上げ、今度はマスコミを利用して企画を大々的に喧伝するとともに、被災地の思いが託された薪を集め始める。
つまりは、京都府民がこの企画を知るようになり、送り火保存会が正式に許可申請を打診された頃には、企画はもう既に日本全国に知られ始め、被災地の人々の思いが書き込まれた薪が大量に集まり始めた状態だったという事になる。
(ちなみに、このように勝手に外堀を埋めて既成事実で追いつめる汚いヤリ口は、広告業界の裏に跳梁跋扈するインチキ山師そのもの。)
そして問題の放射線検査。京都市が自ら行った放射線検査を保存会が無視した事が、周知の京都バッシングを盛り上げる結果になった訳だが、実際には前段がある。
企画が京都府民に知れるようになると「陸前高田薪プロジェクト」に放射線の不安を訴える問い合わせが来るようになる。この問い合わせに対し、元福井市議 後藤勇一氏は逆ギレし、プロジェクトのブログに
「京都の人たちは、福井の原発の電気を使っているのですから、放射能を受け入れるぐらいの気持ちで電気を使って欲しいです。」
などと書くが、即刻削除し謝罪。藤原了児氏が放射線検査を実施し、結果は放射性物質不検出とした検査結果をプロジェクトのサイトで公表するが、検査結果にストロンチウムが検出とあったため、問い合わせが殺到。
実はこの検査自体が放射性物質用の検査とは全く関係ない塩害検査であり、ストロンチウム検出=放射線検出ではないのだが、これに慌てた藤原了児氏は再び意味不明な簡易検査を行い曖昧な結果を公表したため、事態はいっそう混乱する事になる。恐れをなした藤原了児氏は検査結果を削除、やがて「陸前高田薪プロジェクト」のサイト自体も削除され、藤原了児、後藤勇一両氏は表舞台から逃走。
後に残された、大文字保存会 理事長と、足りなくなった薪を集めたり保管したりしていただけの鈴木旅館 の主が騒動の後始末をさせられる羽目に……。
以上、事の経緯を見るに、大文字保存会が中止の結論を出したのは「放射線への根拠の無い不安」などではなく、京都の伝統や格式を土足で踏みにじり、自らの売名のために震災を喰いものにしようとした自称美術家のインチキ山師と元福井市議・現プロ市民の2名、実態も知らずにまんまと売名企画に加担させられてしまった間抜けな大手マスコミ各社と京都市長に対する怒りも大きな要因であったと推察されます。
この騒動では、大文字保存会と京都府民が多大なバッシングを受けておりますが、全ては大手マスコミがインチキ山師とプロ市民を発案者としてしか扱わない偏向報道を行った事に起因すると思います。
ちなみに、一旦薪使用を中止した後、再び使用を決定した京都市だったが、その薪の入手経緯が 福井県のNPO団体から「買い取り」 するとの記事が読売新聞の記事に出ている。
「STOP貧困」などとブチ上げたリストバンドが単なる金儲けだったこのご時世、直接の被災地経由ではなく何故か仲介団体からの金銭を伴う流通になっている事に、何らかの利益行為が隠れていると疑うのは当然の疑問。
この福井県のNPO団体には、元福井市議 後藤勇一氏が深く関わっている事は言うまでもありません。
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