依存症者の周囲にいる人たちは、依存症という病気の症状や回復についての知識不足のために、「自分の関わり方が悪かったから」という罪悪感を持ったり、「単純に本人の人格の問題である」として怒りを溜め込んだりしている場合が多くあります。
そして、こうした傾向がイネイブリングや支配・コントロールなど、依存症者の症状改善に逆行するような家族の関係性を生み出しているのです。
内容
- 対象
- 家族やパートナー、友人のアディクション(薬物・アルコール依存、ギャンブル依存、摂食障害、浪費癖、性的問題行動など)への対応方法を学びたいと思っている人。
※家族のアディクションに苦しんでいる人のうち、薬物・アルコール・ギャンブル・セックス依存や摂食障害・盗癖などの本人として現在、治療中の方は参加不可
- 目的
- 依存症という病気に対する正確な知識を得ながら、心理的/社会的に孤立しがちな周囲の人たちに「安心できる学びの場」を提供いたします
- プログラム
- 前半の1時間はレクチャー形式の心理教育グループ、後半の1時間をミーティング形式のグループワークを行ないます。
- 第1回 依存症ってどんな病気?
- 第2回 依存症からの回復
- 第3回 家族の対応
- 第4回 家族の回復とは?
- 第5回 家族機能とシステムズ・アプローチ
- 第6回 家族の対応 実践編
◇詳細は[こちら]
講師
■富永滋也(IFF麻布相談室 相談員)
1968年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部、アライアント国際大学臨床心理大学院(AIU/CSPP)修士日本プログラム卒。依存症からの回復経験を持つ
通信社記者だった1997年、阪神淡路大震災やオウム真理教事件取材中にPTSDを抱え、アルコール・薬物依存症になる。リハビリ後に臨床心理学を学び直し、自身の回復経験を生かして依存症に苦しむ若者や家族の回復をサポートしている。
- 1992年慶応義塾大学経済学部卒
- 2004年WASC(米国西部大学・大学院協会)認定アライアント国際大学臨床心理大学院(AIU/CSPP)卒
- 2002年-2004年アジア太平洋地域アディクション研究所(APARI)研究員、APARI藤岡研究センタープログラム・ディレクターを経て
現在
- IFF麻布相談室心理カウンセラー
- 東京都立多摩総合精神保健福祉センター アディクション援助チーム 専門相談員
- 中央大学文学部必修連続講座講師
- 特定非営利活動法人日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン(JUST) ひきこもり男性治療グループ「すくらむ」
- NPO法人 セルフ・サポート研究所 協力研究員
- 国立精神神経センター精神保健研究所(NCNP)薬物依存研究部
など、多くの臨床・研究機関で活動中 |
参加者の声
- こちらにたどり着く前に受診したクリニックで、息子の場合は極めて再犯率が高く回復は困難であり、本人がその気にならなければ事は前に進まないとのことで、絶望の淵で身動きが取れない状態でした。 でもご自身も依存症を経験していらっしゃるという富永先生と出会うことができ、完治は無理ながらも回復は夢ではない事を教えていただき、頑張ろうという希望を持つことができました。 夫共々参加し勉強することができたことは本当に嬉しいことでした。希望があるということはこれ程幸せなことだったかと改めて思っております。
- これは共依存なのではないか。このままではいけないのはわかっていても、どうしていいのか思い悩んでいる時にホームページでこの講座を見つけ参加致しました。とてもきつい時期でしたが、先生の熱心なお話が大変参考になり、何より支えになりました。今回は6回でしたが、もう少し続けて参加したいと思いました。
- 先生のお話はとても参考になりました。自分自身をゆっくり見直しできて、自分に少しやさしくしてあげなくてはと思いました。認知の仕方、ホメオスタシスも大変参考になりました。分化度を少し高くして人間的成長をしたいと思います。
- 自身の多くの気づきと確認が出来、参加して良かったです。
(前回のグループの参加者より)
開催要項
日程 |
2008年9月22日*、29日、10月6日、20日、27日、11月10日(月曜日)(全6回) |
時間 |
18:30〜20:30(受付開始18:00) |
定員 |
15名(最小催行人数 10名) |
参加費 |
15,000円(税込)(6回通し) *初回のみ1回3,000円(税込)にてスポット参加可 ※スポット参加の方は、定員に空きがある場合のみ差額のお支払いで通し参加に変更可能です |
会場 |
IFF教育センター(東京都港区東麻布3-7-3 久永ビル2F) |
ちらし |
(PDFファイル:192KB)(アクロバットリーダー) |
お申し込み
1)
《申込フォーム》(SSL対応)に必要事項をご記入の上送信して下さい。
(上記でエラーになる場合は《こちら》(SSL非対応)からご送信下さい)
※家族のアディクションに苦しんでいる人のうち、薬物・アルコール・ギャンブル・セックス依存や摂食障害・盗癖などの本人として現在、治療中の方は参加不可
2)参加費をご本人の氏名で下記のいずれかの口座までお振込み下さい。
参加費のご入金が確認できた時点で正式な受付け完了となります。参加費のご入金が遅れますと、お申し込みされた場合でも参加をお断りすることがございますのでご注意下さい。
(1)郵便振替
口座番号:00190‐9‐77575 加入者名義:株式会社 アイエフエフ
※通信欄に参加される講座、初回参加日(スポット参加の場合は参加日)の記入をお願いいたします。
(2)銀行振込
UFJ銀行 麻布支店 普通口座 5017900 口座名義:株式会社 アイエフエフ
さわやか信用金庫 麻布支店 普通口座 1115105 口座名義:株式会社 アイエフエフ
※必ずお名前の前に「コウザ3」とご記入ください(例:コウザ3アザブハナコ)。
※恐れ入りますが、いずれの場合も振込み手数料はお客様でご負担くださいますようお願いいたします。
(3)株式会社アイエフエフ4階事業部に、参加される前週水曜日までにご持参ください。(10時〜18時、日祝休み)
※上記の期限内にお支払いが確認できない場合には、キャンセル待ちの方を優先させていただく場合がございます。
※ご案内は開催1週間前までにE-mailでお送り致します。受講票は当日受付にてお渡しいたします。
※ご入金後のキャンセルのお申し出につきましては、返金いたしかねますのでご了承ください。
(但し開催3日前までにご連絡頂いた場合、6カ月以内に開催する他のワークショップ・講座の参加費への振替は可能です。)
運営/お問い合わせ
株式会社アイエフエフ 事業部
〒106-0044 東京都港区東麻布3-7-3 久永ビル3F
Tel: 03-5561-9365 Fax: 03-5575-0913 お問い合わせフォーム