前線キャンプ設営、ボラセン会議に出席し、翌日からの活動の調整を行いました。
◎6月6日(月)
女川地区・D小学校で登下校サポートを行いました。子どもたちは「女川っ子・見守り隊」の私たちにずいぶんと懐いてくれるようになりました。「東京から来ているボランティアの人たちだよ」という説明を学校の先生たちがして下さっているからでしょうか。小学校1年生、2年生の子どもたちが「上級生たちは遊んでもらっていいなぁ。僕たちもボランティアの人たちと遊びたい!」と言ってくれているようで、なんと教頭先生から直々に、「1年生、2年生の子どもたちともゲームを企画して下さい」というご依頼を頂きました!
日中は牡鹿半島・O公民館を訪問し、炊き出し・整体・リラクゼーション・保育・psycho education(心理教育)の提供をさせて頂きました。
炊き出しは肉じゃが150食です。前日の調整日に、深夜までかかってチーム全員で皮むきをした新じゃがで作った肉じゃがは、美味しかった!(自画自賛で恐縮です)。
リラクゼーション・チームは、新たなセラピー・ツールとして、映像と音によるリラクゼーションを導入しました。屋久島や阿武隈山脈などの大自然のなかで採取した自然の音と映像を、ソファに座り、液晶モニターとヘッドフォンで体験して頂く、というものです。資格・聴覚を通して脳に働きかけ、α波効果で交感神経を休ませて、副交感神経とのバランスを整えることを目的とした「音楽療法」ですが、これは大好評でした。
体験して下さった方々のほとんどが10分以内に、気持ち良さそうに眠りにつき、30分ほどで目を覚まして頂くと、眠っていたことにも気付かなかったご様子で「ああ、気持ちよかった」と言って下さいました。毎晩、中途覚醒や不眠に苦しんでいた方々が、このようにリラックスして下さるとは… 皆さん、本当に疲れていらっしゃるのだな、という思いとともに、映像と音でのセラピーにこれほど効果があることには私たちも驚きを禁じえませんでした。
ただし、市販されている自然のDVD映像には、滝や川など水の映像と音がたくさん盛り込まれています。これらは、津波災害を経験された方々にとってはリマインダー(被災体験を想起してしまう要因)となりやすいので、映像を提供するときに細心の注意が必要です。
整体チームは、ボラセンで活躍するマリナーズの整体師さんたちのご協力を頂きました。炊き出しチームは、四国・高松からボラセンの「こころのケア・チーム」に参加して下さった「千手庵」のお二人とコラボレーションでの活動でした。
「千手庵」の方々は「ストレスにはビタミンC」と大書した張り紙を背中に貼り、純正のビタミンC粉末を1500回分、被災者に配布して下さいました。