前線キャンプ設営、ボラセン会議に出席し、翌日からの活動の調整を行いました。
◎6月13日(月)
女川・D小学校で登下校サポートをしました。D小学校の1年生、2年生の子どもたちとゲームをして交流する日が、7月4日(月)午後2時30分から1時間と具体的に決定しました。
私たちを女川での子どもサポートに導いて下さった女性実業家Kさんが、支援物資として集まっている子ども用のおもちゃを、Kさんが関わっている石巻市内のカトリック系幼稚園に配給して下さることになり、RFJの物資倉庫で、必要なおもちゃの選定をして頂きました。Kさん、本当にありがとうございます!
日中は2チームに分かれて活動しました。
Aチーム……牡鹿半島・O公民館で炊き出しとリラクゼーション。整体「マリナーズ」の整体師さんたちとコラボレーションしました。炊き出しメニューは、5月31日に渡波・K浜会館前でやったメニューと同じ「もち入りきんちゃくと肉野菜のスープ煮」(150食)でした。大好評を頂きました。
Bチーム……渡波・K浜会館にて「〇(ゼロ)円フリーマーケット」を開催しました。東京の物資支援チームが集めて下さった衣類約5000点を約200名の地域の方々に提供しました。物資の半数以上をお持ち帰り頂きました。礼服やハンドバッグなどの小物、男性用の衣類が大人気でした。女性用も、ブランド品や可愛い服が多くて、大好評を頂きました。
午前中は、日本財団が後援する理髪ボランティア隊の方々、そして高知の
四万十塾が提供する喫茶店とのコラボレーションとなりました。
Aチーム、Bチームともに、この日の活動では、お集まり頂いた方々に「支援情報調査票」への記入のご協力を頂きました。牡鹿半島の拠点でも、渡波の拠点でも、約50件ずつの調査票を回収することができました。個人情報になるので内容は公開できませんが、緊急に支援が必要な被災者の方々の情報を多数お寄せ頂きました。地域の方々のご協力に心から感謝いたします。
この日はさらに嬉しいことがもうひとつありました。渡波・K浜会館で活動しているときに、厚生労働省と連携しているNPO団体の研究員のHさんが、渡波地区の現状を視察に来ておられました。そして「厚生労働省に働きかけて渡波地区に『災害支援センター』を緊急に作るように働きかけましょう」と約束して下さったのです。
Hさんのお話では、厚生労働省が中心となって現在、東北の被災地の各自治体に通達が出ているそうです。その内容は「被災の激しかった地域の復興を支援するための拠点を急いで作るように」というもので、すでに予算も組まれており、その拠点をどこにするかのための視察のために、Hさんはこの日、来ていたのだそうです。(実際にHさんは、その後もRFJに連絡を下さいました。
13日に帰京、14日に厚生労働省の方と会って実際に渡波地区の窮状を報告して下さったそうです。『具体的な交渉は済みました。あとはプロジェクトがどう進んでいくかです。期待していいと思います』という心強いお言葉を頂きました)
電気・ガス・水道などのライフラインが壊滅し、ボランティアの対応まで遅れ、完全に孤立してしまっていた渡波地区の人たちの存在を知り、支援を開始してから2カ月。
ついに地域の窮状が、厚生労働省の方々のもとに、具体的な情報として届いたのです。