リカバリーフォージャパン <Recovery For Japan>

◎6月28日(火)

 2班に分かれて活動しました。

 Aチーム……午前、午後は女川地区・D小学校で登下校サポート
「女川っ子 見守り隊」
 東京の物資支援チームが集めてくれたキャラクター入りの水筒を500本、D小学校に届けることができました。すぐに先生方が仕分けして下さり、この日のうちに1~2年生の手に届きました!

 残った分は、女川の他の小学校や保育園に届けて下さるそうです。

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日中は、NPO法人JENの中屋敷「コミュニティ・カフェ」にて、リラクゼーションと整体、こころのケアの提供をさせて頂きました。
 45人の地域の方々に、ご利用いただきました。整体チーム「マリナーズ」のKさん、Yさんとのコラボレーションでした。

 Bチーム……「わたのは食堂」(わたのはRFJ事務所の前)にて炊き出し
       炊き出しメニューはイタリア人のシェフAさんたちのチームによる
      「特製ミートソース・パスタ」500食でした。
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 東京・自由が丘で本場のイタリアン・レストランを経営するAさんたちが腕によりをかけて作ったミートソースは本当に美味しかった!500食が、あっという間に売り切れでした。

 親族の多くがイタリアに住んでいるAさんは、東日本大震災の発生以来、「イタリアに帰ってこい」という親族の心配を押し切って日本に残り、これまでに2回、石巻でパスタの炊き出しをして下さっています。

 わが身の心配を省みず、被災した日本の東北の人々のために、最高の料理を振る舞ってくれるAさんたちの情熱と愛情に、目頭が熱くなる思いでした。

 Aさんたちは、渡波の子どもたちのために、おもちゃや絵本もたくさん用意してくれました。おもちゃの配布が、渡波の子どもたちの下校時に重なり、子どもたちも大喜び。

 さらにAさんチームには、イタリア人の美容師もジョイントしていました。
わたのはRFJ事務所に特設美容室が開設され、20人以上の人たちが「おしゃれなカット」に変身しました。

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RFJチームは、Aさんチームの炊き出しに協力しながら、支援物資の配給を行いました。
いちばん喜ばれたのは、東京・下町の被災地支援団体「3R11」の代表Kさんが、物資支援チームを通じて寄付して下さった「殺虫剤90本」です。

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 被災地にはハエや蚊が大発生しています。今回の被災地の活動でも、ちょっと車の窓を開けておくだけで、大きなハエが10匹以上、あっという間に入ってくるほどです。そんな環境のなか、殺虫剤や蚊取り線香、虫よけスプ
レーなどの物資が欲しくても、車や自転車が津波に流されてしまい、買いに行けない人たちがたくさんいます。
 津波で壊れた家を補修しながら生活している方々は、こうした害虫から身を守るすべがないのです。送って頂いた殺虫剤が、どれだけ被災地の方々の役に立つことか…。

 Kさん、ほんとうにありがとうございました。
 

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 …ちょっと休憩。こころ温まる話題です。

 わたのはRFJ事務所の庭で、猫が赤ちゃんを産みました!左が、お母さん猫。右が、子猫です。地域の人たちに可愛がられ、親子の猫たちは人懐こくて、抱っこも嫌がりません。

この、子猫の鼻のブチ…  …か、可愛い♡


 今回の活動でコラボレーションさせて頂いたイタリア人シェフAさんチームの皆さま、常磐大学国際被害者学研究所のお2人、「希望のえんぴつプロジェクト」のFさん、キッズ・チームのWさん、整体「マリナーズ」のKさん、Yさん、ありがとうございました。
 そして、悪天候や害虫などの困難に負けず、今日も力いっぱい生き抜く姿を見せて下さった被災地の方々、ほんとうにありがとうございます!
  1. 2011/06/28(火) 14:14:47|
  2. 活動報告
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