8月10日(水)午後10時55分~
【第1夜】偽造薬 闇の流通ルートを追え!
今、ネット上で、割安な薬の輸入を代行するとうたい、粗悪なニセ薬を売りつける業者が増えている。
もっとも多いのはED治療薬だが、抗うつ剤など数多くの種類の偽造薬が確認され、健康被害も出ている。
いったい誰が、どこで、どのように偽造薬を製造し、流通させているのか。
追跡チームは摘発された事件を手がかりに、名古屋から横浜、そして中国へと偽造薬の闇に迫る。
8月11日(木)午後10時55分~
【第2夜】過熱する日本人技術者争奪戦
日本の「お家芸」として長年世界に君臨してきたテレビ開発部門にもリストラの波が押し寄せている。
トップ技術者でさえ行き場を失っている今、そのノウハウに目をつけた韓国や中国のメーカーが、日本人技術者の激しい争奪戦を繰り広げている。
「活躍の場が与えられてうれしい」と転職を歓迎する人、「アジア企業で力をつけて再び日本に戻りたいけど、受け入れてもらえない」と嘆く人、海を越えて働く技術者たちの思いに迫る。
8月12日(金)午後10時55分~
【第3夜】福島第一原発 作業員に何が?
この先数十年かかるともいわれる福島第一原発の事故処理。
そこでは常時、全国から集められた3000人もの作業員が事故処理にあたっているが、今も非常に高い線量の放射線が計測されている。
東京電力によると、政府が定めた被ばく線量の限度を超えた作業員は6人。
また、これまでに作業に当たった人たちの内部被ばく線量を計測しようとしたところ、143人の作業員の所在が把握できないという。
事故現場で働く作業員の安全は本当に守られているのだろうか。
なぜ、厳重に放射線量が管理されているはずの作業員と、連絡がつかないなどという事態が生まれるのだろうか。
我々は、福島第一原発での安全管理の実態と、作業員がどのように集められているのかを追跡した。
すると、作業現場の過酷な実態と、そこに人を送り込む闇社会の姿が浮かび上がってきた・・・。