前線キャンプ設営、ボラセン会議に出席し、翌日からの活動の調整を行いました。
◎5月30日(月)
女川地区・D小学校にて登校サポートを行いました。東京の物資支援チームから贈られたパペット(手袋のような人形)を見て、子どもたちが笑顔をくれるようになりました。この日は台風のために午後は子どもたちが早退し、下校サポートはありませんでした。
牡鹿地区・O公民館にて炊き出し・整体・リラクゼーション・保育・psycho education(心理教育)の提供を行いました。台風のため地域の人々の利用は比較的、少なかったのですが、ボラセンを拠点に活躍している整体チーム「マリナーズ」の整体さんが3名、参加して下さったので、地域の方々には喜んで頂けたと思います。
気候の影響もあり、はじめは薄暗い雰囲気のO公民館でしたが、ケア・ワーカーたちが子どもたちと遊び、地域の人たちが料理に舌を鳴らし、身体の疲れを取って頂き、悩み相談や生活相談に応じさせて頂く、という支援を展開するうちに、とても心温まる風景に様変わりしていったように感じられました。
台風のなかを牡鹿半島から石巻市内に帰るのは命がけでした。震災により地盤沈下した海岸線では、大しけの海の激しい波が堤防を越えており、3メートルくらいの波しぶきの中を車で突破しなければならないシーンもありました。しかし、高いところでは20メートルにも及んだという震災時の津波の恐ろしさは、こんなものではなかったのでしょう。
石巻出身の看護師Yさんが主宰する「東北救済プロジェクト」という団体に、東京の物資支援チームが集めてくれたベビーカー、チャイルド・シート、子ども用のおもちゃを寄付しました。Yさんたちは、Y中学校の避難所に拠点を作って被災者のケアに当たっておられます。Y中学校の子どもたちが、楽しく遊んで下さることを祈ります。
夜は、台風の影響でボラセン会議が中止だったため、H小学校・避難所の夜間巡回活動を行いました。