リカバリーフォージャパン <Recovery For Japan>

◎4月4日(月)~5日(火)

◎4月4日(月)
 石巻に到着後、前回と同じキャンプを設営しました。夜はボラセンの会議に参加しました。炊き出しチームとの協議の結果、300食のチャーハンを河南地区の避難所で実施することに決定しました。ローラー調査チームの手が足りず、河南地区の情報が少ないため、私たちがローラー調査がてら炊き出しに協力することがボラセン会議で決定されました。

◎4月5日(火)
 河南地区でローラー調査を実施しました。桃生地区の行政機関で避難所情報を入手しました。親切に対応して下さったのは地域の保健師さんでした。温かいご飯を喜んで下さる避難所(河南Nセンター、140名)を紹介され、同避難所にてチャーハン100食分の炊き出しを実施しました。炊き出しに合わせ、子どもたちと遊び、老人たちの話し相手になり、ニーズの掘り起しを行いました。小学生の女の子が、学校が始まるのにランドセルが流されてしまった、ということで深く悩んでいて、そのことが避難所全体の悩みの種となっていました。
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 その後、ボラセンのローラー調査チームから、飛び込みでの依頼がありました。石巻市内の水明地区で、浸水した自宅で孤立している被災者たちに物資が届いていない、という情報でした。水明地区で緊急に私たちもローラー調査を行い、公民館の敷地で炊き出しをすれば地域住民が集まりやすいという情報を得て、チャーハン200食を炊き出しました。

 ボラセン会議では、北海道から来ていた臨床心理士Sさんから「メディカル・チームから独立して『こころのケア・チーム』を立ち上げてはどうか」という提案がありました。「メディカル・チームは、医師や看護師などの診療行為が中心で、避難所や地域では診察の数をこなしていくのが勝負です。

 しかし、われわれ心理職を含む対人援助職は、被災者の話をじっくり聴き、関係を作り再訪する、という作業です。独立してチームを作り、緊密な連携を取ることが理想でしょう」というSさんの意見でした。Sさんの意見を報告書にまとめる一方で、河南地区の避難所でのランドセルのニーズについて別のメンバーが会議に報告したところ、ちょうどこの日に大阪から参加した業者さんが、ランドセルを1000個、ボラセンに寄付していたことが判明しました。
 「ランドセルがあったよ!」と大喜びしていたRFJメンバー、角田みすずたちの笑顔が忘れられません。

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  1. 2011/04/04(月) 16:45:13|
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