大街道4丁目路上に朝10時に炊き出し拠点を設営しました。カセットコンロ8台でお汁粉、発電機とホットプレートで味噌・醤油の焼おにぎりを提供しました。あっという間に300人以上の列ができました。「カップ・ラーメンを家族6人ですすって飢えをしのいでいた」「2週間なにも食べていない」という被災者たちの声を聞きました。「一緒に乗り越えよう」と私たちが声をかけると、小学校2年生の女の子が「ボランティアの人たちがいるおかげで頑張れます」と震えながら答えていました。
夜はボランティア会議に参加しました。私たちの活動が正式に石巻災害復興支援協議会の参加団体として認証されました。「いまはライフラインの復旧、食糧や物資の配給にボランティアの主力が注がれているから、我々もその活動に参加させてほしい。しかし私は臨床心理士であり対人援助の仕事を専門としている。ライフラインがある程度、復旧してから生じてくるのは被災者たちの心の問題。専門家としての意識を持ちながら長いスパンで活動させて欲しい」と、RFJを代表して富永滋也が挨拶しました。
メディカル・チームの分科会では「雄勝・女川地域がまだ自衛隊しか入れず圧倒的に情報が不足している」とのことでした。私たちは、こうした被災地域での情報を入手し、ボラセン各団体との連携で支援を進めていこう、という方針を決定しました。