石巻市立H小学校(1000人の広域避難所)に行きました。ローラー調査チームの「全滅した雄勝地域からの被災者が多数いる」という情報があったからです。教室や体育館を埋める被災者たちのもとを一人ひとり回り、いま緊急に、何に困っているかを聴取しました。H小学校には新生児とその両親を集めた部屋がありました。
「自衛隊から赤ちゃん用の紙おむつなどは届いているが、赤ちゃん用の綿棒やベビーパウダーなど、細々したものが全くなくて困っている」というお母さんたちのニーズをキャッチしました。
震災前にうつ病で通院治療していた60代女性Sさんが、避難所運営側とのコミュニケーション不足から適応障害を起こしており、避難所運営スタッフからの要請で、富永が緊急に面接しました。Sさんには再訪を約束し、避難所運営スタッフには対応の基本と声掛けを依頼しました。