宮城県の村井嘉浩知事は1日、東日本大震災後に県内で支援活動を展開してきた自衛隊に撤収を要請した。
県内では震災発生以降、陸上自衛隊だけで延べ約170万人の隊員が派遣され、行方不明者の捜索や物資の搬送、炊き出しなどにあたってきた。
この日、県庁のロビーで行われた撤収式には自衛隊員のほか、「トモダチ作戦」を展開してきた在日米軍も出席。村井知事は「危険を顧みず、身をていして救助にあたる隊員は生きる勇気と復興に向かう勇気を沸き立たせてくれた」と謝辞を述べ、代表の隊員に感謝状を贈呈。集まった県職員や被災者らが退場を拍手で見送った。【宇多川はるか】
毎日新聞 2011年8月1日 11時26分(最終更新 8月1日 12時12分)