科学米極超音速機「ファルコン」実験失敗 マッハ20、NYーロス間を12分で飛行2011.8.12 11:22

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米極超音速機「ファルコン」実験失敗 マッハ20、NYーロス間を12分で飛行

2011.8.12 11:22
米国防高等研究計画局(DARPA)が開発した無人実験機「ファルコン(HTV-2)」の想像図(DARPA提供・共同)

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米国防高等研究計画局(DARPA)が開発した無人実験機「ファルコン(HTV-2)」の想像図(DARPA提供・共同)

 【ワシントン=犬塚陽介】米国防総省は11日、最高速度が音速の20倍で、宇宙から地球に向けて滑空する無人実験機「ファルコンHTV-2」の飛行実験を行った。宇宙空間への投入には成功したが、滑空中に機体からの信号が途絶え、実験は失敗した。

 無人実験機はカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げられ、宇宙空間でロケットを切り離した。機体はマッハ20(時速約2万1千キロ)に達したが、滑空中に信号が消えたことから、太平洋上に落下した可能性が高い。

 無人機の実験は2回目だが、前回も滑空中に通信が途絶えていた。

 国防総省は通常兵器を搭載した極超音速に達する無人機を使い、地球上のあらゆる場所を1時間以内に攻撃できる能力の開発を進めている。

 ファルコンの最高速度はマッハ20に達し、米メディアによると、ニューヨークからロサンゼルスを約12分で飛行できる計算になるという。

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米国防高等研究計画局(DARPA)が開発した無人実験機「ファルコン(HTV-2)」の想像図(DARPA提供・共同)

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