免許禁止１７歳、養子離縁偽造…改姓し免許取得

　静岡県警は１１日、不正な手続きで養子縁組を解消して改姓し、運転免許証を不正取得したとして、島田市の建設作業員少年（１７）を電磁的公正証書原本不実記録・同供用（不正養子離縁）と道路交通法違反（不正手段による免許証取得）の疑いで逮捕したと発表した。

　逮捕は７月２６日付。また、県警は１１日、養子縁組の解消に協力したとして、少年の実父（３６）と祖父（７２）、祖母（６２）の３人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用ほう助の疑いで静岡地検に書類送検した。

　発表によると、少年は今年５月２３日、運転免許証の取得などを目的に、養父に知らせないまま、偽造した養子離縁届を島田市役所に提出し、改姓した疑い。

　また、少年は同月３１日、新しい戸籍を悪用して、県警中部運転免許センターで原付きバイクの運転免許証を不正に取得した疑い。

　少年は「免許を取りたかった」などと容疑を認めているという。少年は無免許運転などで、免許が取得できない欠格期間中。少年の実の両親は離婚しており、母親の再婚相手が少年の養父となっていた。