お盆の帰省ラッシュが12日、ピークを迎えた。東北地方に向かう空の便や鉄道、高速道路も、東日本大震災後初めてのお盆に里帰りする人たちで朝から混雑した。
仙台空港は7月25日に国内定期便が全面再開したばかり。日本航空や全日本空輸によると、羽田発の便は終日ほぼ満席という。
大阪府池田市の福田万美江さん(36)は、娘2人を連れて仙台市に帰省した。両親の古里は宮城県南三陸町で、母方の実家は津波で流された。同町の親戚夫婦は今も行方不明だ。13日には墓参りするといい、「テレビや新聞で被災地を見ていたけど、自分の目で見たい」と話した。
中国の高速鉄道の脱線事故現場で、追突した列車の運転席部分が穴に埋められた光景を目撃した朝日新聞記者が、当時の状況を詳細に報告する。