歌手の日吉ミミさんが死去　「男と女のお話」

　「男と女のお話」などのヒット曲で知られる歌手の日吉ミミさんが１０日午前５時３０分、膵臓がんのため東京都内の病院で死去した。６４歳。

　１９６７年に池和子として歌手デビューした後に改名。「恋人にふられたの」の歌い出しで知られる「男と女のお話」が７０年にヒットし、ＮＨＫ紅白歌合戦に出場した。鼻にかかったような独特な歌声で人気になった。

　「ひとの一生かくれんぼ」「たかが人生じゃないの」は寺山修司さんが作詞を担当。人気ドラマ「ムー一族」の挿入歌「世迷い言」も話題になった。

　２００９年に膵臓がんが見つかり、手術後復帰したが、今春、体調を崩して入院していた。