(CNN) 米サウスダコタ州南西部にあるシニックのある町のほぼすべての土地が79万9000ドル(約6200万円)で売りに出されている。
売りに出されているのは市の中心部と周辺を含む約18.6ヘクタール。物件を仲介している不動産業のデービッド・オルセン氏によれば、バー1軒とダンスホール、博物館、宿泊施設、店舗2軒、列車車庫、使われていない刑務所、離れ家数軒など、町のほぼすべてが含まれるという。
町の各所をビデオで紹介する物件案内のウェブサイトも開設された。たばこ店と食堂、ダンスホールを兼ねる「ロングホーン・サロン」は、看板を牛の頭蓋骨で飾り立てている。
シニックは人口が減り続け、今では10人を切っている。ほぼ全員が現在の土地所有者トウィラ・メリルさんの親族など関係者だが、メリルさんががんと診断されて以来、町の維持管理は一族の負担になっていたという。
オルセン氏は「ここは本当に面白い場所で、豊かな歴史もある」「必要なのはちょっとした人口と、アイデアのみだ」と売り込んでいる。
http://www.cnn.co.jp/fringe/30003518.html
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