高田松原の送り火



京都大文字の送り火

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     陸前高田の送り火計画について

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OSK201108060145.jpg私が作った陸前高田の薪

大文字保存会が、新しい計画を発表されました。

20070817-070816-2 daimonji (43).jpg大文字保存会の薪昨日の朝日新聞で、陸前高田の松が、京都の大文字の送り火に使われなくなった、という記事を見ました。これは、保存会が世論の流れや、京都市民の方々の不安を完全に取り除くのは、無理と判断されたのでしょう。
しかし、私が感動したのは、大文字保存会の会長が決断された新しい形の送り火の記事を読んでからです。

それは、送り火の前に、「迎え火」という形で亡くなられた霊を呼び寄せる儀式を、自分たちが京都から陸前高田に行って行われるという所です。
もともと私が陸前高田に行って高田松原の松にこだわったのも、此が陸前高田の人々の心の象徴としてあったからですが、今はこの薪に対する京都市民の不安の声も避けて通れません。この状況を解決する方法というのか、両者に対しての京都人の心遣いの一案が、この「迎え火」という方法だと思います。

これまでに、この計画には陸前高田の方や、岩手県内の多くの方々の協力もありましたし、京都の大文字保存会のご協力無くしてはできない事でありました。また、この計画を岩手県内に告知して頂いた新聞、テレビの報道機関の役割も大きいと思います。そのどなたもが心に強く持っておられたのが、「東北への思い」です。

今回の大文字保存会の新たな計画で、この「東北への思い」は変わることなく受け継がれていると私は思っています。そして、今もこの計画を進められている多くの方々に、心から感謝します。

テレビ朝日(モーニングバード)で報道された、高田松原の松に関する映像