【注意!】ライバルサイトの検索順位を落とせるという話
少し前に、被リンクペナルティに関する私の考えという記事を書きました。その中で、基本的には第三者の手によって自サイトの評価が下げられることは無いという事を述べました。
この件については賛否両論あり、被リンクの張り方によって順位を落とせると言う事や、対象となるサイトの体力や条件によっては下げられると考えている人が多いと思います。
SEO業者の中にも、条件が揃えば、被リンクペナルティによって下げられると考えている人が多数派だと思います。それでも尚、私は基本的には被リンクや301リダイレクトによってペナルティを与える事は出来ないと思っています。
私が言うペナルティというのは、あくまで「被リンクによってマイナス評価を受ける」という事を否定しているのであって、リンクが張られる事で順位が下がる事はあると思っています。
少し複雑な話なのですが、「リンクによりサイト評価がゼロになる事はあってもマイナス評価になる事はない」というのが私の考え方です。ですので、基本的には第三者の手によって真っ当なサイトの評価が下げられる事はまずないと思っています。
しかし、本日Twitterでライバルサイトの順位を下げることが出来るという話になり、ある方のやり方を聞いて、それなら十分に有り得ると思ったので、記事にまとめておきます。
以下に、この件について情報を頂いた方のツイートを載せていきますが、この方法は完全なるスパム行為ですし、実行した場合、高確率で実行者がばれますし、大きな問題になる可能性が高いと言えます。
よって、絶対に実行しないようにお願いします。あくまでこのような方法を使えばライバルサイトの順位を落とせる可能性があるという事を知識として頭に入れておき、仮に自社サイトに対して実行された場合に、早急に対処する為の方法として参考にして頂ければ幸いです。
複製サイトを作りライバルサイトをインデックスから消す
@kgganさんのツイートを読んで頂ければ内容がわかると思いますが、要するにライバルサイトのコピーサイト(重複コンテンツ)を作り、検索エンジンから元のサイトよりも高評価を獲得することが出来れば、元のサイトがコピーサイトと判断されてインデックスから消えると言うことです。
基本的にGoogleは公開日時などを元に、どれが元のサイトでどれがコピーサイトなのかを判断することが出来ます。しかし、この処理は完璧ではなく、おそらくコピーサイトの方に質の良い被リンクが大量につけば、コピーサイトを本物と判断すると思われます。
これは、盗作ブログ記事の件を読んで頂ければ分かると思いますが、明らかにサイト評価が高い元記事でも、サイト評価の低いコピー記事に負けてしまう事があるのです。
コピーサイト問題とGoogleの頑張り具合についてでも述べたように、全ての重複コンテンツが悪という分けではありませんので、Googleも判断が難しい部分もあるのでしょう。
対処法
もし仮に、ライバルにサイトをコピーされて順位を奪われてしまった場合には、まずは該当サイトの管理者にサイトを削除するよう要請し、同時にGoogleにも報告してください。
Web上に公開されている情報であっても盗作は立派な犯罪ですので、弁護士などの専門家に相談するのも良いと思います。ただ、この場でも解決までに時間がかかる可能性があります。
重複コンテンツ問題でインデックスから消えた場合、インデックス削除されたわけではありませんので、コピーサイトがインデックス削除されれば自動的に元の順位に戻る可能性が高いと言えます。
相互リンクしてもらい自サイトをウイルスに感染させる
@tata0125さんのツイートを読んで頂ければ分かると思いますが、こちらの方法も想像すらできなかった事です。ライバルサイトに相互リンクを依頼をして、リンクしてもらったら、自分のサイトをマルウェア(ウイルス)に感染させるという方法です。
ライバルサイト側からしてみれば、スパムサイトにリンクを張っているわけですから、当然サイト評価を落とされる可能性があります。相互リンクを大量に行っている場合に、リンク先サイトに問題が発生した時にリンク元サイトにも影響が出る可能性があるケースと同じですね。
発リンクというのは、リンク先サイトを支持していますという意思表示でもあるわけですから、スパムサイトを支持しているサイトの評価を下げるのは当然の行為と言えます。
サイトが一つしかない場合は実施しようが無いのですが、サブサイトやサテライトサイトで相互リンクしてもらい、そのサイトをウイルス感染させ、メインサイトを上位表示すれば良いわけです。ウイルスに感染したまま放置されているサイトは山ほどありますので、気づかなかったと言えばそれで済んでしまう問題かもしれません。
対処法
- 怪しいサイトとは相互リンクしない
- 相互リンク先サイトは定期的にチェックする
SEO目的で闇雲に相互リンクしているサイトがあるのですが、これは非常に問題があると言えます。リンク先サイトがどのような状態になっているのかを逐一チェックする事はできませんので、気づいた時には遅かったという事になりかねません。
基本的には、信頼できそうなサイトとのみ相互リンクするようにして、さらにリンク切れも含め、サイトの内容が変わっていないかなどのチェックを定期的に行う必要があります。
相互リンクは、こちらからの発リンクが伴う行為ですので、リンク先に問題が発生した場合に、自分のサイトにも影響がある可能性があるという事は常に頭に入れておいた方が良いでしょう。
番外編:相対的にライバルサイトを落とす方法
今回の件とは直接関係はないのですが、ライバルサイトを落とすやり方として以下の方法もあります。
これは、逆SEO(誹謗中傷ページを落とすようなSEOサービス)で使われる方法です。ライバルサイトの順位を落とすのではなく、大量のサイトを作ってそのサイトたちを上位表示させる事で、相対的に該当のサイトの順位を下げるのです。
「逆SEO」や「逆SEOサービス」で検索すると山ほど類似サービスがHITすると思います。
これも過去にスパム行為として、話題になりました。2008年にスピンジャパンで議論されていますので、興味のある方はご覧ください。
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スパム、ペナルティ、相互リンク、重複コンテンツ公開日:2011年8月11日
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