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がれき処理法案 衆議院を通過

8月11日 13時31分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災によるがれきの処理を国が自治体に代わって行えるようにする法案は、11日の衆議院本会議で採決が行われ、全会一致で可決され、参議院に送られました。法案は12日に参議院で成立する見通しです。

震災によるがれきの処理を、国が自治体に代わって行えるようにする法案は、与野党の修正協議がまとまったことを受けて、その内容を盛り込んで、11日の衆議院本会議に、震災復興に関する特別委員会の黄川田委員長が提案しました。法案では、がれきの処理費用について、国が補助金を交付し、既存の基金を活用することで、自治体の負担を軽減することが盛り込まれています。具体的には、現在は、国が平均で90%程度を補助している、がれきの処理費用について、国の補助率を引き上げ、その割合は平均で95%とすることになります。また、法案の付則に、補助率を引き上げても補えない自治体の負担分は、地方交付税の総額を増額するなどして確実に手当てすることも盛り込まれています。法案は、衆議院本会議で採決が行われた結果、全会一致で可決され、参議院に送られました。法案は、参議院の震災復興に関する特別委員会での質疑と採決を経て、12日に参議院本会議で採決され、成立する見通しです。