インターネットのオンラインゲームなどで高額料金を請求されるなどのトラブルが、中学生以下の利用者で増加していることが、県生活科学総合センターのまとめで分かった。2010年度の相談件数は46件で、08年度の2倍以上に増加。請求料金の平均は約10万円に上り、同センターは注意を呼び掛けている。(井関 徹)
同センターによると、10年度に未成年者の利用で相談を受けた件数は67件。このうち約7割の46件が中学生以下で最年少は6歳だった。未成年者の相談は前年度比でほぼ横ばいだが、中学生以下は12件増え、08年度の20件と比べると2・3倍となった。
無料ゲームと安心していたら有料のアイテムを購入していたり、アダルトサイトにつながり料金を請求されたりするケースが目立つ。中にはゲーム相手に誘導され、親のクレジットカードで商品を購入し、100万円の請求が届いたケースもあった。
同センターは、携帯電話の普及が背景にあるとみており、親が有料ゲームの利用ができないようにしたり、安易に誘導に乗らないよう教えたりすることを求めている。
オンラインゲームは、インターネットを通じてゲームサイトに接続。ゲームを有利に進めるため、アイテムを交換したり、購入したりすることができる。
(2011/08/11 08:35)
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