救急ヘリ10月で休止 再開へ資金集め継続
2011年8月11日(木)9時58分配信 琉球新報
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【名護】NPO法人MESHサポートは資金難を理由に救急ヘリの運航を10月末で休止する方針を決めた。10日に名護市役所を訪れた小濱正博理事長が稲嶺進市長に伝えた。同事務局によると、運休後もNPO法人として活動は続けて、再開に向けて資金集めを行う。
現在MESHサポートには約4700万円の資金が残されているという。ヘリの運航には1カ月で約1200万円の費用が掛かるため、7月分の支払いを含めると10月で資金が底をつくという。資金調達状況の悪化のために、今月末には那覇事務所を閉鎖する。
小濱理事長は「北部の医療改善のために活動を続けてきたが今の財源では10月末が限度だ」と強調。県が2機目のドクターヘリ導入へ検討作業を進めていることを説明し「北部の住民が地域医療の改善のために声を上げて国や県と交渉することが大事だ」と訴えた。
稲嶺市長は「北部の首長に現状をしっかりと伝えて、医療用ヘリの必要性や意義をしっかりと県に届けたい」と話した。