子供が内部被曝をしないように求める要望書を大場副市長に手渡す安田とし子代表。(筆者撮影)
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10日は当の林市長が不在のため「子どもたちを放射能から守る会」は大場茂美副市長に「食の安全確保」などを要望した。実際、大場副市長と面談できたのは「守る会」の安田とし子代表はじめ3人だけである。残る20人余りの父母は廊下で見守った。
安田代表らは「必要な測定器を購入し、速やかに結果を公表する」ことなどを求めた。また校庭の土壌汚染も子供を内部被曝させることから「校庭の土の核種を調査し公表すること」も要望した。
(要望の全容は http://yokohama-konan.info/message.html)
大場副市長は「流通している物(食材)については安全」「空気線量があまり出ていないので土壌は調べる必要がない」などと答えた。前段は枝野官房長官とまったく同じ、後段は官僚答弁だ。とりつく島もない、とはこのことである。
ある母親が「空間線量は土壌汚染と必ずしも直結しないことを私たちは調査で知っています」と述べたが、大場副市長は耳を貸さなかった。
子供を守る会の安田とし子代表は記者会見し「(食材に適用される)国の暫定基準値である500ベクレルは高い(甘い)。日本の子供たちが安全な食事ができるように、国は子供の基準値を設定してほしい」と話す。
「政府に安全な基準値を設けてもらうよう『子どもを放射能から守る全国ネットワーク』を通じて働きかける」。安田代表は口元を引き締めた。