政治【主張】東北の電力不足 復興へ安定供給を果たせ+(2/2ページ)(2011.8.11 03:40

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【主張】
東北の電力不足 復興へ安定供給を果たせ

2011.8.11 03:40 (2/2ページ)

 そうなれば東北では一段の電力使用削減が求められる。東北電力は大口需要家への供給一部停止も検討し、場合によっては計画停電にも踏み切る構えだが、やっと操業再開した被災地企業にとり、これ以上の電力使用制限は耐え難い負担となる。貴重な雇用を生み出す企業が被災地から逃げ出す事態は何としても避けるべきだ。

 猛暑による電力不足は全国に広がり、関西電力や中部電力などでも需給が逼迫してきている。電力各社は老朽火力の再稼働などで供給力の確保に躍起だ。

 しかし、台風シーズンを迎え、思わぬ被災や故障などでこれらの発電所が停止すれば、一時的に需要が供給を上回り大規模停電に陥る事態もあり得る。それだけに、原発の再稼働を通じて供給力を高めておく必要がある。

 電力は国を支える根幹である。緊急避難であるべき節電を、政府が長期にわたって国民や企業に強いることは許されない。

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