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辻よしなり「独り芝居」に挑戦

2011年06月21日
エンタメ

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プロレス中継の名実況で知られた辻よしなり(50=フリーアナウンサー)が初舞台「辻よしな祭! ~5 omnibus persons~」で独り芝居に挑戦する。アナウンス業から新境地の俳優業へ進出した思い、そして本社主催のプロレスオールスター戦「ALL TOGETHER」(8月27日、東京・日本武道館)について熱く語った。

――舞台初挑戦です

辻:今、稽古をやってるんですけど、舞台を練り上げてよくしていく作業は大変ですね。テレビで要求された瞬発力とか、場の空気を読む力とかとは種類が違います。セリフも大変ですよ。1本15~20分くらいで計5本ですかね。要するに長ゼリフで、脚本家の人は〝ドS〟じゃないかと思いますよ。今、ボクは完全ドM状態です。

――そんなにキツイ?

辻:きっつい、きっつい。こういう表に立つ人間っていうのはドMじゃなきゃやれないね。何となく僕の性格だと、何か言われたら「ちょっと待ってください。ええっと、それはですね、ちょっと違うんじゃないですか?」って言いたくなるんですけど、稽古ではそれを一切言いません。

――芝居の内容は

辻:ところどころでププッて笑えるので、人によってはコメディーに感じるかもしれませんが、正直言って粘膜という粘膜、いろんなところが濡れると思いますよ。濡れなかったら人間じゃない。あなたはどこが濡れますかってことです(笑い)。

――そんなにセクシーな話なんですか

辻:もちろんセクシー系満載じゃないですか(笑い)。ただ、何がセクシーなのか。男の人生のセクシーさって、ただ女の人の太ももにしゃぶりつければいいってわけじゃない。まあ、見てもらえば何がセクシーかって分かってもらえると思う。男だけじゃなく、女の人も見て「あっ、男の人はこんなことも考えてるんだ」とか「こういう生き方もいいな」っていうのを感じてほしい。そういう意味で、人生の機微を捉えた作品です。

――人生の機微といえば辻さんは、その言葉を地で行く、数々のプロレスラーを長年にわたって見てきました

辻 :はいはい。

――そのプロレス界が8月27日に東日本大震災のチャリティーを目的としたオールスター戦を開催します

辻:東スポさん、よくやってくれましたよ。ファンとしてありがとうって感じです。ここを起点に始まるプロレス小説を読ませてもらいたい。そして、ぜひ僕に実況をやらせていただきたい。

――32年ぶりのオールスターに期待することは

辻:今回の「ALL TOGETHER」は馬場さん、猪木さんが全盛だった32年前とは状況が全く違う。まずは「プロレスの復興」という目的を持って、主催の東スポさん、新日本プロレス、全日本プロレス、ノア、そしてファンが参加すべきだと思います。そしてプロレスに熱気を取り戻してほしい。それが結果的に震災のチャリティーにつながるんじゃないですか。

――期待する対戦カードは

辻:特定のカードはありません。僕が見たいのはレスラーとレスラーの因縁が生まれる起点とか節目になるカード。だから、今回の「ALL TOGETHER」が単発で終わらず、継続的に団体の垣根を越えた戦いが見られるようにしてほしい。そして願わくば、馬場さんや猪木さん、蝶野さんや武藤さんのように、テレビ番組やCMに出演するスターが生まれてほしいです。

【プロフィル】つじ・よしなり 1961年3月29日、埼玉県出身。83年にテレビ朝日入社。新日本プロレス中継「ワールドプロレスリング」で数々の名実況を残す。2000年にテレビ朝日退社。現在はフリーアナウンサーとして活躍。6月22~26日まで初舞台「辻よしな祭!」(東京・アトリエフォンテーヌ)を開催。

※辻よしなりの初舞台「辻よしな祭! ~5 omnibus persons~」は6月22〜26日まで、東京・六本木「アトリエフォンテーヌ」で開催。
http://www.kdash.jp/butai/info/tsujiyoshinasai.html

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